【(フランス語復習まとめ)名詞と名詞をdeで結ぶときに2つ目の名詞の冠詞の有無についてわかりやすく】

フランス語の文を見ていると、名詞と名詞がdeでつながれているときに、2つ目の名詞に冠詞がついていたりいなかったりするけど、何か決まりあるの?

 

この記事を読むと、

 

名詞と名詞をdeで結ぶときに2つ目の名詞の冠詞の有無

 

についてわかるようになります。

 

Deを使って名詞を合体させるときに後ろの名詞に冠詞が要るのか要らないかをざっくりと

 

結論から書くと、

 

  • 量:無冠詞
  • 地域:場合分け(特に女性名詞)
  • 一般:特定(要)か一般か(不要)

 

というふうにざっくりと3つに分けるとわかりやすいです。

 

量:無冠詞

 

名詞1+de+名詞2という文の形で、

 

名詞1が量の名詞のとき:名詞2の冠詞不要

 

です。

 

この量の名詞には、100 gのように具体的な表現やle pourcentage (パーセンテージ)やle manque (不足)のように抽象的なものも含まれます。

 

また、名詞ではないのですが、beaucoup(たくさん)、un peu (少し)、そしてpas (無し)といった表現も続く名詞には冠詞がつきません。

 

なのでたとえば、

 

  • J’ai acheté 100 g de fromage.:私はチーズを100グラム買いました。
  • Le pourcentage de femmes dans cette entreprise est élevé.:この会社の女性の割合は高いです。
  • Le manque de sommeil peut causer des problèmes de santé.:睡眠不足は健康問題を引き起こす可能性があります。
  • Je voudrais un peu de sucre dans mon café, s’il vous plaît.:コーヒーに少し砂糖を入れてください。
  • Il n’y a pas de lait dans le réfrigérateur.:冷蔵庫に牛乳がありません。

 

のようになります。

 

地域:場合分け(特に女性名詞)

 

名詞1+de+名詞2という文の形で、

 

名詞2が国や地域のとき:名詞2の冠詞は場合分け

 

となります。

 

  • 男性名詞女性名詞両方に冠詞が居る:名詞1の所属、帰属について言いたい
  • 女性名詞の冠詞は基本的に不要:名詞1のルーツや、名詞1が地位や代表である

 

なので例えば、男性名詞であるJapon を使うと

 

  • La capitale du Japon est Tokyo.:日本の首都は東京です。
  • Les diplomates du Japon travaillent dans le monde entier.:日本の外交官たちは世界中で働いています。
  • L’empereur du Japon a marqué l’histoire asiatique.:日本の天皇はアジアの歴史に足跡を残しました。
  • L’équipe du Japon a gagné la Coupe du Monde.:日本代表チームがワールドカップで優勝しました。

 

となりますが(ちなみに日本はまだワールドカップで優勝していません)女性名詞であるFranceを使うと、

 

  • La capitale de la France est Paris.:フランスの首都はパリです。
  • Les diplomates de France travaillent dans le monde entier.:フランスの外交官たちは世界中で働いています。
  • Le roi de France a marqué l’histoire européenne.:フランスの王はヨーロッパの歴史に足跡を残しました。
  • L’équipe de France a gagné la Coupe du Monde.:フランス代表チームがワールドカップで優勝しました。

 

のようになります(所属、帰属である場合のみde la Franceになっていることに注意)。

 

一般:特定(要)か一般か(不要)

 

名詞1+de+名詞2という文の形で、量でも地域でもないときに名詞と名詞をdeを使って結ぶときは、

 

  • 名詞2が特定のものである:冠詞が要る
  • 名詞2が機能、タイプ、カテゴリーである:冠詞が要らない

 

となります。

 

特定のものであるというのは、

 

  • 有名なもの
  • 1つしかないもの
  • 万人に共有されている考え
  • すでに言及があるもの
  • コンテキスト的にわかるもの

 

といったものを表します(詳しくはaavhddnddをご参照ください)。

 

というわけで、

 

  • J’ai pris une photo de la ville. :私はその町の写真を撮りました。
  • Celle-ci est une table de bois.:これは木のテーブルです。

 

のようになります。

 

名詞1+de+名詞2で名詞2に冠詞が要るか要らないか迷ったら

 

前置詞deで名詞が続くとき、その名詞に冠詞が要るか要らないかは、

 

  • 量:無冠詞
  • 地域:場合分け(特に女性名詞)
  • 一般:特定(要)か一般か(不要)

 

によって変わります。

 

これ以外にも細々とした決まりがありますが、ひとまず3つを覚えておくと色々役に立つかと思います。

 

 

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