【フランス留学中に病気になったり、大けがをしたときの対処法について】

留学中に病気になったらどうしよう?

フランスの薬ってどうなの?

フランス語のことも心配だけど、日本と同じ感じで病院へ行っていいの?

病院はどこを選べばいいの?

 

 

留学中に病気になったときの対処法は3つあります

 

病気の種類によりますが、

 

  • 日本から持ってきた薬を使う
  • それほど重大でなさそうなものなら薬局
  • どうしようもなさそうなら病院

 

が対処方法です。

それぞれについて掘り下げていきます。

 

 

日本から持ってきた薬を使う場合

 

海外の薬を使うのは怖いという人は日本から持ってきた薬を使うことになります。

 

特に漢方はフランスでは買えないので、フランスに来る前に日本で購入しておきましょう。

 

僕は百草丸を持ってきてお腹が痛くなったときに使っていました(僕が留学用に持ってきた薬については【フランス(ニース)大学留学・渡航準備3:持っていってよかったもの・2】にもまとめした)。

 

 

フランスの薬局や薬について

 

フランスは薬局大国かと思うくらいにそこらじゅうに薬局があります。

しかし病気じゃないときは気にしていないもの。

 

薬局の探し方(日中・緊急)

 

グーグルで

 

  • pharmacie 住んでいる町の名前

 

で検索すると地図がでてくるので近くの薬局へ行ってみましょう。

また、深夜や祝祭日も開いている薬局もあります。

 

  • pharmacie de garde 住んでいる町の名前

 

で検索してみましょう。

 

 

薬局で症状を伝える方法

 

薬局の人に症状を伝えると、病院へ行った方がよいとか、まずは薬をと色々アドバイスをもらえます。

 

痛い箇所を伝えるフランス語は

 

  • J’ai mal à 痛い箇所(例:J’ai mal à la tête.で「頭が痛いです」)

 

ですが、とっさに痛い箇所のフランス語がでてこないときは、指でその箇所を指しつつ、

 

  • J’ai mal ici. (ここが痛いです)

 

と伝えれば、あとは薬局の人が薬を出してくれます。

 

 

フランスの薬は効きますか?

 

効きます。

フランスは医療大国でもありますので心配なく。

 

僕は留学中にストレスのせいか蕁麻疹みたいなのになったことがあります。

症状は数週間続き、初めは親指の爪サイズだったので親指サイズに症状が悪化。

 

日本からもってきた薬が切れていたので、薬局へ行ってみました。

 

ちなみに「ここが痒いんです」は

 

Ça me gratte ici.

 

と言います。

それで薬局の人がだしてくれたのが、Corti Sédermylという塗り薬です。

そして塗ったら3日で治りました!

 

でも知り合いの人はフランスの薬は強すぎて頭が痛くなると言っていたので体質によるかもです。

 

 

病院へ行く場合

 

薬局の人にすすめられたり、薬を飲んでも症状が改善しない場合は病院へ行きましょう。

 

その場合はまず保険が気になりますよね?

 

Carte vitaleカードがある場合

長期留学(3ヵ月以上)の場合は義務であるセキュリティソシアルに申し込んでいるいるかと思います。

カードが届くまで数か月スパンで時間がかかります。

届いているのならカードを持って病院へ。

 

Carte vitaleがまた届いていない場合

日本で海外保険に入ってきた場合は、その指示に従いましょう。

住んでいる場所によっては指定の病院があります。

 

海外保険に入っていないけれど、クレジットカードの海外旅行傷害保険を使う(海外所外保険が使えるクレカについては場合は、各クレジットカードの詳細をチェックしましょう(保険付きのおすすめクレジットカードについては、【フランス留学・ワーホリで持っておくべき年会費無料・障害保険付きのおすすめクレジットカード】をごらんください)。

日本語案内をしてくれる番号が載っています。

 

 

お医者さんを探す

 

フランスで病院へ行く場合は予約が必要なことが多いです。

病院も

 

  • 一般医(médesin génénaliste)に診てもらう
  • 必要なら専門医を紹介してもらう

 

という順番になります。

 

歯医者さんそうではありません。

僕は一度歯科にかかりましたが、直接連絡して予約し、一般医は介しませんでした。

ちなみにCarte vitaleを持っていたので保険が使えました。

 

 

一般医での診察の場合はかかりつけ医師登録が必要です

 

フランスではかかりつけのお医者さん登録が必要になります。

 

かかりつけ医師を決める場合は、

 

  • 家の近所
  • 知人の紹介

 

の基準で決めるとよいかと思います。

近所でも評判のよくない医者には当たりたくないものです。

 

かかりつけ医師を探す方法

 

大家さんに相談してみたり、友だちに聞いてみるのもよいかと思います。

あとはグーグルで

 

  • Médecin généraliste

 

で調べると地図と口コミが出てくるのでお好みでということになります。

 

そしてフランスはセクターによって診療代が違うので、健康保険のページ

 

http://annuairesante.ameli.fr/

 

から医師の名前で検索してみましょう(リンクが出来ないように設定されているようなので、コピペで検索しましょう)

セクター1の場合が一番安いです。

 

 

希望のかかりつけ医師が決まったら

 

たいていの場合は診察の予約が必要になります。

そしてかかりつけ医師として登録する必要があるので、

 

Déclaration de choix du médecin traitant(主治医申告書)をプリントアウトして持って行きましょう。

検索するとservice-publiqueの公式ホームページがでてきます。

(Carte vitaleも忘れずに持って行きましょう)

 

海外保険やクレジットカードの海外障害保険を使う場合は、それぞれ必要な書類が違ってくるので担当の人やサポートデスクとよく確認しましょう。

 

ちなみに日本と違って一目見て「病院やな」と思うような建物でないことが一般的です。

 

普通のアパートの表札にdocteur○○やcabinet médicalと書いてあります。

 

 

処方箋をもらったら

 

お医者さんから処方箋をもらったら薬局へ行きましょう。

薬局でもcarte vitaleが必要になります。

 

各海外保険や各クレジットカードの海外障害保険を使う場合は担当窓口や冊子をよく確認して受け取る書類を無くさないようにしましょう。

 

 

薬局や病院じゃ間に合わない緊急の場合

 

激しい痛みなど緊急の場合は緊急外来です。

これアカンやつや死ぬ……という場合に利用しましょう。

 

 

救急車の呼ぶ必要のある場合→15へ電話(SAMUというフランスの緊急医療サービス)

 

自力で病院へ行けそうな場合→http://www.sosmedecins-france.fr/index.php/accueil/carte-dimplantation

 

緊急医師を検索しましょう。

自分が住んでいる町で検索すると緊急医師のコンタクト情報がでてきます。

フランス語のみの対応になるので、心配の場合はフランス語のできる友人などに付き添ってもらいましょう。

 

※健康なうちに緊急医師の情報はメモして目につくところに貼っておくとよいです。

 

 

病気やケガには気を付けていてもなってしまいます。

特に留学中で勝手がわからないからと大事に至らないように気を付けましょう。

 

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