【(初心者向け)簡単なフランス語文法入門・基本の『き』・84 (引用文penserを使った間接話法と前未来について)】

日本語をおさえてからフランス語を学べば理解度も増すはず。

今回は頭の中で考えたことも引用文となる、ということと前未来という未来の形についてです。

 

 

おさらい

 

前回の記事では、かっこを使わない間接話法で疑問文を引用するときについて書きました。

 

疑問文にはタイプが2つ。

  1. はい・いいえで答えを求めるもの。(ご飯食べる?)
  2. 疑問詞を使って具体的な答えを求めるもの。(何食べる?)

 

フランス語では、

 

  1. 普通の文を引用するときは、que。
  • Il me dit que tu viens.(彼は君が来ると私に言う)
  1. はい・いいえ疑問文を引用するときはsi。
  • Il me demande si tu viens.(彼は君が来るかと私に聞く)
  1. 疑問詞を使った疑問文を引用するときはその疑問詞。
  • Il me demande quand tu viens.(彼は君がいつ来るかと私に聞く)

 

ということになります。

 

口に出さなくても……

 

新しい動詞の紹介です。

 

思う・考える penser

 

以前penser à +というので紹介しました。

 

  • Je pense à toi.(君を思います)

 

が、実はpenserも引用文として使えます。

 

  • Je pense qu’il vient.(彼は来ると思う・考える)
  • Je pense s’il vient.(彼は来るだろうかと思う・考える)
  • Je pense quand il vient.(彼がいつ来るかと思う・考える)

 

直接話法も同じように、

 

  • Je pense : «Il vient.» (彼は来ると思う・考える)

 

また、疑問文を直接話法で使いたいときはdemander(尋ねる)を自分自身へ使い、

 

  • Je me demande : «Il vient quand?»(彼はいつ来るかと考える)

となります。

 

自分の頭の中で考えたこと+考えるという行為ということです。

実はこれも以前紹介したsavoir(知る)という動詞にも使えます。

 

  • Je sais qu’il vient.(彼が来るのを知っている)
  • Je sais s’il vient.(彼が来るか来ないか知っている)
  • Je sais quand il vient.(彼がいつ来るか知っている)

 

しかし、知っているというのはある事実を知っているというので、引用にはなりません。

なので直接話法で: « — »は使いません。

 

 

あと1か月後には基本は終わっているはず

 

さて、話は少し変わります。

これは次回、引用文を過去形にしたときのためです。

これまで6つの時間の表現について書いてきました。

 

  1. 複合過去: J’ai mangé ça.(それを食べました)
  2. 半過去: Je mangeais ça.(それを食べていました)
  3. 近接過去: Je viens de manger ça.(それを食べたところです)
  4. 現在: Je mange ça.(それを食べます)
  5. 近接未来: Je vais manger ça.(それを食べるところです)
  6. 単純未来: Je mengerai ça.(それを食べる予定(つもり、などとも)です)

 

今回はここにもう一つ別の時間表現を加えて表現の自由度を高めたいと思います。

 

紹介したいのは、前未来と呼ばれている時間です。

前未来とは、これから先、ある時に何かが済んでいるはずだという時間の考え方です。

もっとざっくり言うと、今はまだ終わっていない、下手すれば初めてもいない行為もやがて完了する、という考え方です。

 

例えばこの『簡単なフランス語文法入門・基本の『き』』もすでに84回ですが、今のまま行けば100回前に終われてそうです。

というか、90回も行かないはず。

 

他にも、

 

  • 来月末には借金が返せているはず

 

もそうです。

来月末という時間の指定+そのときに借金返済が終了している。

 

これは未来形とは違います。

 

  • 未来形はこれから先に完了していないことについて
  • 前未来はこれから先に完了していることについて

 

日本語では『~ている』が使われます。

 

  • 来月末には借金が返せているだろう。

 

これを『ている』抜きにすると、

 

  • 来月末には借金が返せるだろう。

 

来月末には借金を返せる状態になっているが、返すかどうかは言っていないという含みがあります。

 

 

フランス語では…?

 

フランス語では、

 

avoirかêtreの未来形+過去分詞

 

という形で表します。

複合過去のときと似ています。

複合過去はavoirかêtreの現在形+過去分詞でした。

 

ちなみにavoirとêtreの未来形は、

 

AVOIR

  • J’aurai
  • Tu auras
  • Il aura
  • Nous aurons
  • Vous aurez
  • Ils auront

 

Être

  • Je serai
  • Tu seras
  • Il sera
  • Nous serons
  • Vous serez
  • Ils seront

 

です。

 

  • J’aurai rendu de l’argent dans 1 mois. (一か月後にはお金を返しているだろう)

 

 

まとめ

 

直接口から言葉がでなくても引用文としてqueやsiや疑問詞が使える。

前未来は、未来に完了することについて語るとき。

 

問題

次の日本語をフランス語で考えましょう。

1:君は2か月後にはお金を返しているでしょう。

2:彼は3か月後にはお金を返しているでしょう。

3:私たちは一年後にはお金を返しているでしょう。

4:あなたは2年後にはお金を返しているでしょう。

5:私は彼女たちが3年後にお金を返していると思います。

 

解答例

1:Tu auras rendu de l’argent dans deux mois.

2:Il aura rendu de l’argent dans trois mois.

3:Nous aurons rendu de l’argent dans un an.

4:Vous aurez rendu de l’argent dans deux ans.

5:Je pense qu’elles auront rendu de l’argent dans trois ans.

 

いかがだったでしょうか?

前未来って聞くと、未来の前だから現在?なんて思ったりしませんでしょうか?

僕は思いました!

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