【(初心者向け)簡単なフランス語文法入門・基本の『き』・36 (単独でする文)】

全然ちがうように思えるフランス語と日本語。

実は似ているところがあったら学びやすいと思いませんか?

 

繋辞文、存在文と続いてきたこの記事。

しかし繋辞文も存在文もあまり動きのない内容を表すための文で足がしびれてきたのではないでしょうか。

そんなあなたに朗報。

いよいよ動きのある文章に突入です!

 

 

単独行為文

 

 

最近日本ではおひとり様というのが流行っているそうです。

ひとりカラオケ、ひとり焼き肉、ひとりディズニー……。

よく一人旅をしている自分からすればよい傾向だと思います!

そのように単独で活動するようなイメージであるおひとり様行動なのですが、実は分類ができます。

 

ひとり旅

ひとり焼き肉

 

違いがわかりますでしょうか?

違いは登場人物の数。

ひとり旅は主要登場人物は1人(例えばシンジ)。

ひとり焼き肉は主要登場人物は2人(例えばシンジとカルビ)。

え、ひとり旅行だってシンジと北海道とかで登場人物2人になるんじゃないの?

いいえ、それは場所にすぎません

シンジは叙々苑でカルビを食べた、という時の叙々苑と同じです。

シンジが食べるという行為をするとき、食べるものが必要なのです。

連休明けに、「旅行してきた~」という言う人がいても、「食べてきた~」と言う人はいません。

行動が登場人物1つで完結するものとそうでないもがあるのです。

カルビを食べるという行為は、カルビ肉を箸でつまんで、網に乗せ、口に入れ、噛みつぶし、飲み込み、消化するというように、カルビに影響を与える行為です。

しかし、旅行するという言葉にそのように他に影響を与えるイメージはないのではないでしょうか。

今回からの記事は、そのような登場人物が1つ(1人)で完結する文、単独行動文についてです。

ちなみに単独行為文は管理人の造語です。

便宜的に付けてみました。

 

 

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どんな行動が単独系?

 

 

旅行するを始め、寝る、起きる、行く、来る、死ぬ、買い物する……などが単独行動に当たります。

英語が分かる方は、授業で自動詞、他動詞と習ったかと思いますが、主に自動詞に当たるものです。

じゃあ初めからそう教えろよって思うかもしれません。

「~を」が付いたら他動詞でそうじゃなければ自動詞なんでしょ?って。

じゃあ、「散歩する」は他動詞でしょうか?

「公園を散歩する」って言いますよね。

でも「散歩する」は自動詞です。

つまり日本語で「を」が使われているからって他動詞であるとは限らないのです。

 

 

さて旅行するはフランス語でvoyagerと言います。

そしてフランス語は前回の記事でも再掲載した通り、人称で動詞の形が変わります

voyager(未来でも過去でもない現在のとき(現在形))も

 

  1. Je voyage
  2. Tu voyages
  3. Il voyage
  4. Nous voyageons
  5. Vous voyagez
  6. Ils voyagent

 

と変わります。

覚え方は色々ありますが、よく言われているのが、

 

  • erで終わる動詞のerを取る(voyager → voyag)
  • 各人称の語尾を付ける

(語尾)

  • Je : e
  • Tu : es
  • Il : e
  • Nous : ons
  • Vous : ez
  • Ils : ent

 

というものです。

が!

え、ちょっと待ってさっきの例で、

Nous voyageonsって。

Nous voyagEonsって!!

よく気が付かれました。

そうなのです。

フランス語の例の例外紳士が何喰わる顔でここで立ちはだかるのです。

 

  • gerで終わる動詞が、oやa(別の記事で書きます)の語尾とくっつくとき、eは残す
  • 理由はgoやgaだと表記発音が違ってくるから

 

と言い残して例外紳士は去っていきました。

このブログではスペルについて書いていません。

しかし、その通りなのです。

voyagonsとしてしまうと、ヴォワヤジェと最後舌足らずで終われそうな言葉が、ヴォワヤゴンカネゴンみたいな響きになってしまうのです。

なのでgerで終わる動詞がきたときには思い出してください。

フランス語ではカネゴンではなくカネジョンであると。

 

 

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場所の情報を付け加えよう

 

 

存在文の記事で書いたことが使えます。

 

  • à + 男性名詞の国。そして町。
  • en 女性名詞の国
  • アメリカはaux

 

そしてべんりなこの2つ!

  • ici ここ
  • là-bas そこ

 

Je voyage en Chine. (わたしは中国を旅行します)

 

あくまでも行為の場所の情報を加えるだけなので、『(場所)を』や『(場所)で』という日本語がこれにあたります。

 

フランスを旅行します。

フランスでチーズを食べました。

 

こういった日本語では分かれている行為場所の情報は、フランス語では分かれていません。

 

 

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まとめ

 

  • 単独で行為する動詞と他のものを必要とする動詞がある。
  • 動詞の活用語尾は人称に依る。

Je : e

Tu : es

Il : e

Nous : ons

Vous : ez

Ils : ent

  • ただしgerで終わる動詞の場合は、人称がNousのとき語尾は、eonsになる。

 

問題

次の問いに答えてみましょう。

1:具体的にどんな動詞が単独行為文で使われる?

2:君は旅行します、をフランス語で?

3:彼女たちは日本を旅行します、をフランス語で?

4:どうしてNous mangeonsはmangonsでない?

5:あなたはどこを旅行しますか?

 

解答例

1:寝る、起きる、行く、来る、死ぬなど

2:Tu voyages.

3:Elles voyagent au japon.

4:voyagerの最後の音が「ゴン」になってしまうのを防ぐため。

5:Je voyage en grèce.(わたしはギリシャを旅行します)

 

いかがだったでしょうか。

参考になれば幸いです。

単独行為というけれど、NousやVousやIlsは単独じゃなくない?と思った方は、それらをまとまりとして考え下さい。

子どもたちが寝ている、と言うときに、子供たちの他に要るものがあるでしょうか。

あくまで他に影響を与えるもの(人、物)がないというのが単独行為文のミソです。