【(初心者向け)簡単なフランス語文法入門・基本の『き』・38 (単独行為文と時間、代名動詞)】

全然ちがうように思えるフランス語と日本語。

実は似ているところがあったら学びやすいと思いませんか?

 

 

復習

 

 

前々回の記事単独行為文について書きました。

『ゾンビが死ぬ』のように、文の中で際立った行為者が1人(ゾンビ1体?)しかいないときに使われる文です。

 

Je voyage. (わたしは旅行する)

 

そして場所の情報を加えたいときは以前の記事で紹介した場所の前置詞を伴えます。

 

Je voyage en france. (わたしはフランス旅行する)

 

気を付けなければならないのが日本語の『を』でした。

英語のI love youが「あなた『を』愛します」になるからといって、『を』があれば自動詞でなく他動詞だと思ってしまいがちですが、違います。

あくまで主だった行為者の数で区別するということでした。

ちなみにこの『を』は空間移動行為の『を』です(別の機会に書きます)。

 

 

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単独行為文と時間情報

 

 

以前の記事で時間の言い方について書きました。

 

Il est + 時間.

Il est trois heures. (三時です)

 

Heure(s)の複数形に気を付ける必要がありました。

そんな時間を行為の文にくっつけるときは、

 

à 時間

 

になります。

日本語でも、

 

毎日9時『に』寝ます。

 

のように、助詞が付くので似ていますね。

時間に使われている数字を覚えてしまっていれば簡単かと思います。

ちなみに『毎日』はフランス語でchaque jourといいます。

今回のキーワードの1つでもあるので覚えてしまいましょう。

 

 

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問題は動詞のほう

 

 

単独行為文の自動詞の中で時間表現がぴったりくるものといえば、

 

dormir (寝る)

se lever (起きる)

 

昨日何時に寝たの?なんてのはよく言いますよね。

さてこのフランス語の動詞。

いい感じに、前回の記事で書いたirとerで終わる動詞が並んでいるな。

ふたつめのseが気になるけどって……と思ってしまったあなた。

残念でした!

実は1つ目のdormir曲者なのです。

irで終わるけれど規則的活用しない第3グループ動詞なのです!

 

  • Je dors
  • Tu dors
  • Il dort
  • Nous dormons
  • Vous dormez
  • Ils dorment

 

ちょっとだけir規則活用の面影が見えるような気がしないでもしない気がします。

dormirからmirを取り外して、s, s,t, mons, mez, mentを付け加えます。

 

Chaque jour, je dors à 21 heures. (毎日、わたしは9時に寝ます)

 

問題のseがついたse lever

ひとまず安心してください。

第1グループ(er規則活用)と同じように語尾は活用します。

er規則活用は、

 

動詞のerを取り外して、人称順にe, es, e, ons, ez,entをくっつけるのでした。

ちょっとだけnousのところに例外のあるvoyagerなら、

Je voyage

Tu voyages

Il voyage

Nous voyageons

Vous voyagez

Ils voyagent

でした。

 

しかしこのようにseと一緒な動詞の場合は、seも人称に依って変えなければならないのです!

語尾活用と一緒にすると、

 

se lever

 

  • Je me lève
  • Tu te lèves
  • Il se lève
  • Nous nous levons
  • Vous vous levez
  • Ils se lèvent

 

のようになります。

僕は『ムチュスヌヴス』のように呪文のようにして動詞本体とは個別にして覚えました。

みなさんも一緒にハリーポッターになったつもりで唱えましょう。

『ムチュスヌヴス』

 

Chaque jour, je me réveille à 9 heures. (毎日私は9時に起きます)

 

こういうseとまとまった動詞のことを代名動詞と呼びます。

ここのseの意味は『自分自身(を・に)』という意味です。

leverという動詞はseが無ければ、『~を持ち上げる』という意味になります。

え、じゃあ、主要登場人物1つじゃなくねえ?と思ったのですが、考えてみれば自分と自分自身は1つなので1人と考えて今回書きました。

me, te, seは動詞の本体が母音で始まる場合はm’, t’ s’に変わります。

 

そしてそれだけじゃありませんね。

Je, Tu, Il, Ilsのleverの初めのeがèになっています(反対からいうと、複数形の1人称と2人称Nous, Vousのleverの初めのeはeのまま)。

アクソングラーブとか呼ばれていて、『う』みたいに発音されるフランス語のeを『え』のように発音しないさいという印です。

 

Chaque jour, je me lève à 9 heures. (毎日私は9時に起きます)

 

そしてseのおかげで、いよいよあれが言えるのです!

s’appeler (と申します(名前))。

 

Je m’appelle Shinji. (わたしはシンジと申します)

 

ただしこれも不規則動詞。

よく見るとlの数が1つ増えていますね。

 

Je m’appelle

Tu t’appelles

Il s’appelle

Nous nous appelons

Vous vous appelez

Ils se appellent

 

NousとVous以外は欲張りにlが2つあります!

 

 

 

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まとめ

 

  • 時間表現はà + 時間
  • 規則動詞っぽい形をした不規則動詞に気を付ける
  • 代名動詞のseの変化は『ムチュスヌスヴス』

 

問題

つぎの日本語をフランス語で考えてみましょう。

1:毎日わたしは10時に寝ます。

2:毎夜彼女たちは9時に寝ます。

3:毎日私は6時に起きます。

4:毎朝君は7時に起きます。

5:あなたのお名前は何ですか?(お名前を答えてください)

ヒント(chaque matin 毎朝、chaque nuit 毎夜)

 

答え

1 : Chaque jour je dors à 22 heures.

2 : Chaque nuit elles dorment à 9 heures.

3 : Chaque jour je me lève à 6 heures.

4 : Chaque matin tu te lèves à 7 heures.

5 : (例)Je m’appelle Shinji.

 

いかがだったでしょうか。

行為のときの時間表現が日本語と似ているのはともかく、不規則動詞や代名動詞には困ったものです。

不規則動詞はいずれまとめて1つの記事にまとめて書く予定ですが、まとめても一気に覚えられるものではないと思うので、こつこつと覚えて行きましょう。