【外国語の発音が上手になるために必要な5つの方法】

英語やフランス語……発音が難しい。

発音を上手になりたいけれど全然ならないと思っていませんか?

 

 

発音が上手になる人の5つの規則

 

 

言語学の研究報告では、外国語の発音が上手な人たちに共通な規則として次の5つを挙げています。

 

  1. その外国語を学ぶ強い動機がある
  2. 多くの音声的インプットがある
  3. 短期集中で学んでいる
  4. プロソディ(イントネーションやリズムなど)に特化した訓練を受けている
  5. 適切なフィードバックがある

 

それぞれを詳しくみていきましょう。

 

 

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強い動機と上手な発音の関係

 

これは何事にも通じるかと思うのですが、やる気がなければ人は覚えることはありません。

 

例えば移民や難民として外国に来て、その国の言葉を覚えなければ働いたり、生活できないという状況下ではその国の言葉の習得が速く、かつ正確であるという報告が挙がっています。

 

日本人である僕らには現在のところそのような状況を経験することはないかと思います。

 

しかし、将来外国で働きたい、外国人の恋人が欲しい(結構これが理由で上手になった人を知っています)、留学して挫折を経験したから見返してやりたい、といった動機を持つことはできます。

その外国語ができなければ死活問題だというレベルが必要です。

 

ただの夢ではいけません。

夢を具体的に初めに行動に移す力が動機です。

やる気と同じ。

 

脳的にもやる気が記憶力の向上に一役をかっていることも知られています。

 

参考:

【脳科学から見た外国語の勉強法のコツについて】

 

 

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多くの音声的インプットがあることと上手な発音の関係

 

 

脳のウェルニッケル野という部分が音を聞いて理解するための箇所とされています。

ウェルニッケル野は一点ではなくて領域です。

そして

 

  • 異なる2つの言語を聞いて理解できるバイリンガルのウェルニッケル野では、それぞれの言語で活動する場所が違う

 

  • 同じ状況で、モノリンガル(外国語が聞いてわからない)では一か所しか活動していない

 

ことが知られています。

 

モノリンガル(読み書きは出来る)とバイリンガルの違いは、

 

  • 音のインプット量

 

です。

当然ながら、バイリンガルのほうがもう一つの外国語の音声に触れている経験が多いですし、聞いている音声もネイティブのそれのことが多いです。

 

日英が母語の両親の元で育った子供は、日本語と英語の音に日々晒されます。

そうしてある日、日本語や英語の単語を使って話し始めます。

 

モノリンガルも同じ理屈です。

日本人の親元で育った赤ちゃんのウェルニッケル野には当然日本語の活動域ができるので、やがて日本語を話すようになります。

しかし英語の活動域は作られていないので、別にインプットを増やす必要があります。

それももちろん、バイリンガルの子どもがされていたように、ネイティブの発音と速度のもので。

 

参考:

【英語を話せるようになるには音声学習が必要です】

 

 

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短期集中で学ぶことと上手な発音の関係

 

短く深くが発音学習に効果的だという結果も報告されています。

 

当りまえですが、人間のある言葉はある一定の音で成り立っています。

無限かと思える数の言葉を有限の音で言い表しています。

 

外国語は学べばまなぶほど新しい単語に触れる機会がでてきます。

そのさいに音を知らなければ、僕たちは勝手なルールをその外国語の音に押し付けて読むようになります(例:日本語のカタカナ読み)。

そうして一度身についてしまった発音の癖は、目に見えないこともあってなかなか抜けにくいです。

 

50個の単語を覚えるまでに発音を身につけてしまえば、その後に問題はありません。

しかし、すでに2000個の単語を覚えているのに、まだ発音を身につけていない場合、発音を身につけた後にその2000個の単語の発音を総復習する必要がでてきます。

 

なので、早い内に学んでいる外国語の発音を集中的に身につけておいたほうがよいです。

 

 

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プロソディに特化した訓練と上手な発音の関係

 

プロソディとは、イントネーションやアクセント、ピッチ、音節など……1つの音の発音よりさらに踏み込んだ発音の分野になります。

 

この訓練が必要な理由は、プロソディがネイティブさを測るものだからです。

 

伝わればよくてネイティブのように話す必要はないと考えている人は、その考えを捨てましょう

 

社会言語学の研究では、ネイティブから離れた発音をしている人は、その言葉が話されている国の人から劣っているとみなされることが分かっています。

 

たとえ正しい内容のことを話していても、ネイティブさが足りないだけで低評価になってしまうわけです。

 

また、ネイティブの発音とかけ離れているせいで聞き返される経験を繰り返すことで、話すのが億劫になったりしてさらに話せない(発音の意味で)ことも知られています(特に日本人)。

 

日本の例を出せば、東京で名古屋弁や東北弁丸出しで話していると時々バカにされます(僕もありました)。

しかし、名古屋弁も東北弁もその音は日本語の音なので日本語としては伝わります。

共通語との違いはプロソディ。

 

さらに悪いことに、日本では英語の授業中に上手な発音ができている学生を他の学生が嗤う傾向があります。

そのせいでその後もネイティブのように発音することをためらってしまうことがあります。

 

しかし実際に海外に出て笑われるのは、その授業中に嗤っていた人たちの発音だったりします。

 

プロソディは大切なことなので軽く見ないでしっかり勉強しましょう。

シャドーイングも有効だと言われています。

 

 

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適切なフィードバックがあることと上手な発音の関係

 

外国語の発音の勉強は、最低でもネイティブと自分の二人が要ります。

 

自分1人では自分の発音が正しいかどうかわかりません。

文法や綴りと違い、答えを自分では確認できないからです。

正解かどうかはネイティブに確認してもらうことで判断できます。

 

ネイティブに確認してもらい、フィードバックをもらい、自分の発音を意識化することが大事です。

 

意識化とは、自分が今どういうふうに発音しているのか、どうしてそういう発音になっているのか、正しい発音にするためにはどうしたらいいのか、を説明できる状況です。

 

 

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発音が上手にならない理由

 

 

紹介した発音が上手になる理由と反対のことが、発音が上手にならない理由になります。

 

  1. その外国語を学ぶ気持ちがない
  2. 少しの音声的インプットしかしていない
  3. 長くだらだら勉強している
  4. プロソディ(イントネーションやリズムなど)を軽視している(恥ずかしがっている)
  5. 1人で勉強していて誰も変な発音を直してくれない

 

当てはまることが1つでもある人は要注意です。

僕は英語に関しては2と4が当てはまっていました(笑)

 

紹介した発音が上手になる5つの方法を意識しつつ、僕のおススメは、短期留学やオンラインレッスンです。

 

短期留学は短期集中でかつ現地で学べるので音声的インプットもたくさんあります。

 

オンラインレッスンは短期留学のように現地では学べない以外の利点があります。

先生とマンツーマンで学べるので上達も速いです。

 

参考:

【英会話、英語を学べるオンラインレッスンの比較】

高橋基治:『第二言語習得研究からみた発音修得とその可能性についての一考察-臨界期仮説と外国語訛りを中心に-』