【(初心者向け)簡単なフランス語文法入門・基本の『き』・23 (迷いのou)】

全然ちがうように思えるフランス語と日本語。

実は似ているところがあったら学びやすいと思いませんか?

 

迷ったから範囲を広げる

 

前回の記事でaussiやniで肯定と否定の範囲を広げることについて書きました。

今回は迷いの範囲についてです。

 

迷いの範囲とは、躊躇のこと。

日本語だと『か』で表せます。

 

彼はフランス人アメリカ人ですか。

 

この真ん中なの『か』が迷いの『か』です。

 

彼=フランス人

彼=アメリカ人

 

という内容に対してはっきりしなく迷っているときに現れます。

 

こういうとき、フランス語では

 

ou

 

が現れます。

 

Il est français ou américain? (彼はフランス人ですか、アメリカ人ですか)

 

 

返答にniそしてmais

 

気づいた方もいると思いますが、前回の記事で書いたniがこの質問に対して使えますね。

 

Non, il n’est ni français ni américain. (いいえ、彼はフランス人でもアメリカ人でもありません)

 

じゃあ何人だという気持ちが沸いた方。

Maisを使ってみましょう。

 

Mais il est anglais. (しかし彼はイギリス人です)

 

このmaisは反対の主張に使われます。

反対の主張とは、たとえば上の文では、

 

彼はフランス人でもアメリカ人ない

 

のように『~でない』という主張の反対

 

『~である』

 

になります。

 

 

まとめ

 

迷いの範囲はフランス語で

ou

 

反対のことを付け加えたいとき、

mais

 

問題

次の日本語をフランス語で考えてみましょう(倒置文)。

1:キムタクはベトナム人か中国人ですか(Est-ce que)。

2:今日は水曜日ですか木曜日ですか(Est-ce que)。

3:今日は27日ですか28日ですか(イントネーション)。

4:これは美味しいですかおいしくないですか(イントネーション)。

5:このチョコレートは高いですか安いですか(Est-ce que)。

(vietnamien ベトナム人, pas délicieux おいしくない, pas cher 安い)

答え

1 : Kimutaku, est-il vietnamien ou chinois?

2 : Est-ce qu’on est mercredi ou jeudi aujourd’hui?

3 : Est-ce que nous sommes le 27 ou le 28?

4 : C’est délicieux ou pas délicieux?

5 : Est-ce que ce chocolat est cher ou pas cher?

 

いかがだったでしょうか。

迷ったときはぜひouを使ってみてくださいね。

 

 

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