【フランスに留学する方法05:大学の授業が始まる前にすること】

フランスに着いた。

支払いばっちりで大学の本入学許可証も学生証も受け取ったし、Ofii(移民局)の申請もした。

銀行口座開設も申し込んだ。

あとは授業が始まるのを待つだけだし、それまで遊んじゃお?

 

 

授業が始まる前から色々準備をしておくとよいです

 

 

色々手続きが済むとほっとして遊びたくなります。

僕もニースの美術館やモナコへ行ったりしていました。

しかし以下の5つはしっかりしておくと後から助かります。

 

  1. 事前オリエンテーションへ参加
  2. キャンパス敷地内のチェック(特に部屋番号とトイレ)
  3. 図書館の使い方
  4. 取る授業の申請(履修登録)
  5. 授業参加の準備

 

 

その理由は?

 

僕はこのうちの、2~5をせずに色々困ったことになったからです。

僕の個人的な失敗談なんですが、おそらく多くの人が体験した困ったことかと思うので書いておきます。

 

 

具体例

 

具体的な例を1つずつ書いていきます。

以下のモデルは僕の通うニース大学の言語学科での体験をもとにしているので、大学や学科によって違うかもしれませんが参考までに。

 

事前オリエンテーションへ参加

 

事前オリエンテーションは授業が始まる前の2種間くらい前にありました。

学科の教授陣による学科全体の紹介や授業表をもらえたりします。

授業表というのは、授業名、授業コード、担当教授名、授業曜日などが載っているものです。

この時間割表をもとに後ほどオンラインで履修登録することになります。

なので参加してぜひ手に入れておきましょう。

時間割表はオンラインで公開されるときもありますが、されないときもあります(教授たちの準備次第)。

授業内容は、googleで、

 

大学名・学科名・livret

 

検索するとでてくることがありますが、更新されていなかったりもするし、授業内容の記述がないものもあります(ぐだぐだでした)。

 

 

キャンパス敷地内のチェック

 

オリエンテーションの日でも入学届の日でもよいのですが、キャンパスの敷地をしっかりチェックしておきましょう。

特に教室番号がごちゃごちゃしていることがあります。

僕の場合は通うべきキャンパスが2つありました。

2つともキャンパス内にいくつか建物があるのですが、建物は日本のように1号館2号館……と分かれていません

また自分の授業のある教室名もBCR202というような略称で示されるので、慣れるまで時間が要りました。

実際の教室のドアには数字しか書いてないので、他の校舎と端で連結されているような場合、202がいくつか存在することになります。

同じ授業でもときどき教室が変わることがあるので、そういうときはさあ大変。

授業が始まったと思ったら、まったく自分とは関係のない授業で赤恥を書いた覚えたうえに実際の授業に遅刻するという失敗をしたことがあります。

 

そしてトイレの場所のチェックはマストです。

故障して入れない、というようなことが多々ありました(フランスではよくあります。非常によくあります)。

たいていは廊下の端のほうにあるかと思うのですが、ないときもあります。

階が違うと同じ個所には無かったり。

 

 

図書館の使い方をチェック

 

日本の大学の図書館の場合、違うキャンパスの図書館も申請すれば自分の通う図書館で借りられたりします。

ニースの大学はそうではありません。

オンラインのアカウントで検索などはできますが、違うキャンパスの図書館の本は実際に赴くしかありません。

そしてコピー機の使い方。

ニースの大学はカード制でした。

コピーカードを購入して、そこにお金をプリペイし、コピー機横の機械にたっちしてコピーができる流れです。

僕はそれを知らず、コピー機順番が自分に回ってきたのに何もできませんでした。

 

 

取る授業の申請(履修登録)

 

ニース大学の場合、学生全員に専用のオンラインアカウントが作られます。

そこへログインすると、

 

  • 教授や学校のお知らせが来るメールボックス
  • 時間割
  • 図書館のアカウントページ
  • 授業の概要や教授が配布したいものが受け取れるページ
  • 入学登録
  • 履修登録

 

などが行えます。

一番最後の履修登録が曲者です。

事前オリエンテーションの段階ではまだ空いてなく、教授もいつ開くか知らない始末(3年連続)。

また、授業表にあった授業がなくなったりすることも。

を忘れると、授業に通っていても通っていないことになるので意味がありません。

僕は履修登録をついうっかり忘れていて、授業に出席していないことになりそうでした。

 

 

授業参加の準備

 

これは人によるかと思います。

特に授業の内容をノートなどに書くか、パソコンで打つかで分かれます。

僕の場合は初めノートに書いていました。

しかし教授たちはひたすら話すので、書きなぐりです。

結果としてあとから自分でも自分が何の字を書いたのかわからなくなることが多くなりました(特にアルファベット)。

 

なので僕は途中からパソコンを持ち込みました。

元々書きなぐったのを家に帰ってから復習も兼ねてパソコンに打ち込んでいたのですが、それならむしろ初めからパソコンに書いたほうが時間の節約になると思ったからです。

僕が使っているパソコン

にはOneNoteというソフトがあり、タイピングと手書きをひとつのページに楽に混ぜられるようになっています。

それを使い、教授の発言を短く箇条書きに、そして図などが書かれた場合は手書きで(パソコンのペンで)追加するというようにしました。

これはかなり役に立ちました。

ちなみに周りの学生はマック派が多かったです。

iPadとキーボードやIphoneとキーボードという組み合わせの人もいました。

特にフランス女子のiPad mini率は半端なかったです。

スマホで授業を録音している人もちらほら。

 

 

 

準備しなくても、始まってみれば慣れて何とかなるもんじゃないの?

 

確かに慣れます。

僕も事前オリエンテーションに参加する以外はしませんでしたが、何とかなりました。

しかし何とかなったからといって、クオリティの差は歴然としています。

教室の場所が分からず遅刻したり、トイレを探してキャンパスを走ったり、図書館でいざ自分のコピーの番になったのにカードがなくて並びなおしになったり、授業に参加していないことになりそうになったり、読めなくなるメモをパソコンに書き写すだけという作業に数時間費やしたり……。

 

かなりしなくてもよいことをしているかと思います。

失敗ばかり。

そんな僕の失敗をまとめて教訓にしてみたのが、

 

  1. 事前オリエンテーションへ参加
  2. キャンパス敷地内のチェック(特に部屋番号とトイレ)
  3. 図書館の使い方
  4. 取る授業の申請(履修登録)
  5. 授業参加の準備

 

になります。

大学によって詳細などは変わるかと思いますが、よろしければ参考にしてください。

 

 

合わせて読みたい:

 

ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))