【留学の不安は仕組みを知って解消しましょう】
フランスのニース大学に留学しているシンジです。
留学することを決めて、留学の準備も終わり、あとは日本を発つ日を待つだけになると、それまでになかった不安に襲われることがあります。
目次
留学の不安と不安が的中する可能性は分けて考えましょう
留学前の不安というのは2つのことが原因で起きます。
- 留学するという事実
- 現在の自分が留学するという未来
言いかえると、のっぴきならない状況での不安と妄想です。
どういうことでしょうか?
もうちょっと詳しくみていきましょう。
留学するという事実からの不安
留学の準備も済むと出発の日まで手持ちぶさたになります。
僕のように、国保と年金免除の為に、住民票を抜いた人は日本にいながらもすでに違う別の人扱いだったりしてなおさらおかしな気持ちになるかもしれません(長期留学中の国保と年金対策に関しては別の記事にまとめます)。
これはジェットコースターのチケットを買ったあとに待っている列でのドキドキと同じようなものです。
- 楽しむためにチケットを買ったのになんだか落ち着かない
- ワクワクなのかドキドキなのかがはっきりしない状態
これは脳の現状維持機能という働きによるものです。
簡単に言えば、
- 人間はなるべく今のままでいたい
という気持ちがとても強いのです。
変化を怖がる生き物なのです。
ジェットコースターのチケットを買ってみたけれど、別に乗らなくても他のアトラクションで楽しめたんじゃ……。
留学しなくても他の可能性があったんじゃ……。
という今の状況を変えたくないという気持ちです。
しかしいざ自分の順番になってジェットコースターに乗ってみるとどうなるでしょうか?
乗るまえに持っていた不安はまったくなくなっているはずです。
現在の自分が留学するという未来
この不安も現在の状態のままでいたい!という脳の機能が原因で起こります。
留学する前の自分は留学が始まってからの自分とは違います。
その変化を脳は嫌がるのです。
しかし結論をいうと、
- 留学する前の自分と留学が始まってからの自分は違います
- 置かれている状況も違います
- それまでとはすることも違います
- そして脳には環境適応能力があります
そのため、留学の不安(留学前の不安)は、そもそも仮定が間違っています。
- 留学するまえの自分の状況を留学が始まったあとの状況にあてはめるのは間違い
だからです。
僕もかなり不安がりなほうで、他人のくしゃみやドアの音だけでびくぅとなってしまう質です。
そのため留学準備が終わってからも不安がありました。
しかしいざ成田空港から飛行機が発って空中へ行ってしまうと
- 留学するという事実
の不安は消えました。
もうしゃあねえ、しゃあねえとなったわけです。
- 現在の自分が留学するという未来
の不安もフランスについた直後から消えました。
入国審査、空港から宿泊先までバスの中でのやりとり、宿泊先についてから……などと刻々と新しいことに対処しなければなりません。
結果として日本にいたときの自分のままではいられなくなったので、不安の前提が消えてしまったからです。
不安が的中することもあるんじゃないの?
たしかに不安が的中することはあります。
病気になってしまったり、思いのほか言語の壁が高かったり。
そして特に他人由来の不安も的中することがあります。
僕の知り合いも財布の盗難にあったりしていました。
しかしそのようなことはあくまで可能性でしかありません。
的中しないこともあります。
占いと同じです。
当たるも八卦当たらぬも八卦。
留学の不安のおおともとは、
- 現状を変えたくないという脳の働きが起こす心の葛藤
です。
葛藤と実際に起きてしまうかもしれない出来事はわけて考えなければなりません。
起きるか起きないかわからない可能性の出来事への不安のせいで、留学前に眠れなくなったり体調を壊してしまっては元も子もありませんから。
留学前は不安になりますが、その不安は脳の仕組みによるものです。
脳の仕組みについてもうちょっと詳しく知りたいけど、あまり難しくない本がよいなと思う人は『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法
仕組み自体を知ると、結構不安自体が解決できますよ!
合わせて読みたい:
- 【フランス(ニース)大学留学・渡航準備2:持って行ってよかったもの・1】
- 【フランス(ニース)大学留学・渡航準備3:持ってよかったもの・2】
- 【※盗難保険もついている、フランス留学・ワーホリで持っておくべき年会費無料で医療保険が付くクレジットカードの比較】
ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))
One thought on “【留学の不安は仕組みを知って解消しましょう】”