【(初心者向け)簡単なフランス語文法入門・基本の『き』・56 (対象行為文+ 限定)】

なるべく難しい文法用語を使わないで、元日本語教師が日本語と比較しながらフランス語を解説していきます!

 

 

おさらい

 

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前回の記事では頻度について書きました。

いつも、時々といった常に変わらない表現、そして週一回、週三回、週五回と内容をいじれるような表現は日本語でもフランス語でもできるということでした。

 

  • いつも      toujours
  • よく souvent
  • たまに      de temps en temps
  • 1年に一度       une fois par an
  • 週に一回  une foris par semaine
  • あまり~ない    pas souvent
  • まったく~ない        ne jamais

 

気を付けなければいけないのが、一番下のne jamais

何もない、という意味の否定文を強調したいときに使われるものでしたが、何もないというときにdeが現れます。

 

  • Je ne mange pas de légume.(私は野菜を食べません)
  • Je ne mange jamais de légume.(私はまったく野菜を食べません)

 

野菜を食べない、野菜ゼロ、という意味のdeです。

ですから否定文であっても、特定の野菜だけは食べないというときにはdeは付きません

 

  • Je ne mange pas ce légume. (私はこの野菜は食べません)。

 

日本語では助詞『は』に、比較の意味もあるので、助詞『を』と区別がしやすいのかもしれません。

しかし、助詞『は』には、主題の意味もあるので、難しい所です。

そんな今回は限定を紹介したいと思います。

 

 

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だけ鹿限定

 

 

鹿といえば奈良。

奈良といえば和歌。

和歌といえば鹿の鳴き声。

古くは万葉集にも秋の鹿の鳴き声が詩に詠まれています。

秋の紅葉と相手を求めて鳴く雄鹿。

だけだよ。

あなたしかいない。

等という気持ちを伝えているのでしょうか。

 

このように日本語には限定を表す言葉が二つあります。

 

  • だけ
  • しか

 

表面上の違いは、

 

  • だけ+肯定・否定
  • しか+否定

 

となることです。

 

だけ食べる。

だけ食べない。

しか食べない。

 

しかし、

 

  • 肉だけ食べる。
  • 肉しか食べない。

 

は基本的には同じ意味です。

しかし、否定表現というのはそれだけで神経を使う物です。

実際に脳の活動を調べると、否定文を理解するには2段階必要だと言われています。

 

  • ドラえもんがどら焼きを食べません。

 

という文を聞いたり読んだりしたときに、1段階目としてまず頭の中に現れるのはドラえもんがどら焼きを食べているシーン。

それを否定するのが2段階目です。

つまり、否定文なのに肯定文の想像をしてからでないと否定できないのです。

なので神経をくう。

ですから、

 

  • 肉しか食べない。

 

という文を受け取った時、相手の脳は、

 

  • 肉だけ食べる。

 

という文を受け取った時よりもより活動しているのです。

結果として『しか~ない』表現のほうが威力が強くなります。

 

  • 君だけを愛す。
  • 君だけしか愛せない。

 

切羽詰まった感じがするのは2つ目の文の方ではないですか?

 

 

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フランス語では?

 

 

 

フランス語にも2つ限定を表現する言葉があります。

  • seulement
  • ne que

不思議なことに、1つは見かけ上は否定のneが入っています。

 

  • Je mange seulement de la viande.(私は肉だけ食べる)
  • Je ne mange que de la viande.(私は肉だけ食べる)

 

いや、どっちも日本語同じやん。

と思うかもしれませんが、フランス人的にはne queのほうが少しだけフォーマルだそうです。

ne que表現ならque、seulementならseulement限定したい言葉の前に置きます。

 

  • Je vais sur la plage seulement 2 fois par semaine.(わたしは週に2回だけビーチへ行きます)
  • Je ne vais sur la plage que 2 fois par semaine. (わたしは週に2回だけビーチへ行きます)

 

簡易的な返答として数字の前に置くこともできます。

  • Combien de temps faut-il pour aller de Nagoya à Tokyo en Shinkansen?(名古屋から東京まで新幹線でどのくらい時間がかかる?)

 

  • Seulement 2 heures!(2時間だけ)
  • Que 2 heures! (2時間だけ)

 

 

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まとめ

 

日本語と同じように、フランス語でも限定の意味を表す表現は2つある。

  • seulement
  • ne que(seulementよりフォーマル)

限定したい言葉の前に、seulementやqueをつける。

 

問題

次の日本語をフランス語で考えてみましょう。

1:わたしは米しか食べない。(seulementを使って)

2:彼女はお酒一本しか飲まない。(ne queを使って)

3:わたしたちはショッピングだけする。(seulementを使って)

4:あなたたちは野菜だけ買う。(ne queを使って)

5:彼らは手紙をパソコンでしか書かない。(ne queを使って)

 

解答

1 : Je mange seulement du riz.

2 : Elle ne boit qu’une bouteille de sake.

3 : Nous faisons que du shopping.

4 : Vous n’achetez que des légumes.

5 :Ils écrivent la lettre que sur l’ordinateur.

 

いかがだったでしょうか?

僕は結婚をしていないので、誓いの言葉といったものを宣言したことがないのですが、誓った方は守れていますでしょうか?