【(初心者向け)簡単なフランス語文法入門・基本の『き』・18 (形容詞と名詞)】

全然ちがうように思えるフランス語と日本語。

実は似ているところがあったら学びやすいと思いませんか?

ということを念頭にフランス在住元日本語教師がフランス語の文法を解説していく記事です。

 

 

前回

 

 

前回の記事でフランス語の形容詞を使った繋辞文について書きました。

日本語と同じで、

 

名詞+繋辞+形容詞.

 

という構文でしたが、

 

名詞の性・数で形容詞が変化する。

 

ことを気を付けなければならないということでした。

変化の仕方は、

 

男性形に-sや-eや-esを加える

 

ということでした。

ただ、男性形の最後がsやeで終わっている場合は、注意が必要でした。

例外として、女性形を作る際に男性形の語尾が以下の場合というものもありましたね。

-f → ve

actif – active (アクティブな)

-er → –ère

 dernier – dernière (最新の)

-eux → euse

 heureux – heureuse (幸せな)

en/on → enne/onne

 ancien – ancienne (昔の)

 bon – bonne (よい)

el → elle

  actuel – actuelle (現在の)

s → sse

 bas – basse (低い)

 

 

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海は青いと青い海

 

 

前回は形容詞と繋辞文を組み合わせ、シンプルなA=Bという文でした。

が、人の欲とは深いもの。

そんな単純なだけじゃ収まりません。

 

いまならこの便利なミキサーがとてもお安くなっております!

 

というように、

 

ミキサー=安い

 

というだけではなくて、

 

便利なミキサー=安い

 

と言ったほうが顧客の購買意欲を増せますよね。

このように名詞自体を形容詞で飾ることを限定用法繋辞をつかったものを叙述用法と呼びますが、そんなことは頭の片隅に置いておいて大丈夫です。

大事なことは、名詞自体を形容詞で飾る場合、フランス語では

 

主として形容詞を名詞の後ろに置かなければならない

 

ということです。

つまり、『便利なミキサー』ではなくて、

 

ミキサー便利な

mélangeur utile

 

のような順番になるのです。

これは日本語では()を使わないとできません

 

あの男の人(若くてハンサム)

 

のように。

もちろんすべて名詞の性や数に一致することになります。

 

 

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え、前もあるんですか?

 

 

なるほど形容詞は名詞の後。

OK!

と言いたいところなんですが、実は前に置かれる形容詞もあります。

とくに日常的に使われる

 

  • bon よい
  • mauvais わるい
  • nouveau 新しい
  • vieux 古い
  • grand 大きい
  • petit 小さい
  • jeune 若い
  • beau 美しい
  • joli 綺麗な

 

名詞の前に置かれます。

Ma jolie femme (わたしの美しい妻)※femmeには女性という意味と妻という意味があります。

 

このように前に置かれる形容詞的なものとして、他にもこれまで習ってきた所有形容詞(mon, ton, son…)や、そして指示代名詞も実は指示形容詞として使えます(ce, cette, ces ※複数形は男女同じ)

 

ces petits livres (これらの小さい本)

 

そして気を付けなければならないことが1つ。

形容詞を前に置く場合、不定冠詞desはdeへと姿を変えます。

des + 形容詞 + 名詞複数形s→de + 形容詞 + 名詞複数形s

 

de vieux chats (歳を取った猫たち)

 

 

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この美しく新しい男性aiueo

 

いきなり何を言っているのだ?

と思ったかもしれませんが、

 

美しい beau

新しい nouveau

 

母音で始まる単数男性名詞の前に置かれるとき、

 

bel

nouvel

 

へと変化します。

 

un bel ouvrage(美しい作品)

 

もちろん、名詞のあとに置かれたり、繋辞で使われる場合はそのような変化はありません。

そして先ほど紹介した指示形容詞ですが、実はこれも母音で始まる男性名詞のときには、

 

ce→cet

 

へと変化します。

 

cet ouvrage (この作品)

 

 

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まとめ

 

 

形容詞が名詞とがっちりくっつくとき

・主として名詞の後ろに置かれる

・日常的な形容詞は名詞の前に

 

形容詞が名詞の前に来る場合

・複数不定冠詞desはdeに

・母音で始まる男性名詞のとき、beauとnouveauは、belとnouvelに形を変える

 

指示代名詞ceを指示形容詞として使える。

ce(cet), cette, ces

 

問題

以下の日本語をフランス語で考えてみましょう

1:1人の大きな男性

2:わたしの小さな家

3:いくつかの小さな家々

4:この美しい作品

5:新しい男性来訪者(arrivant)

ヒント:grand,homme, petit, maison, ouvrage

答え

1 : un homme grand

2 : Ma petite maison

3 : de petites maisons

4 :ce bel ouvrage

5 :un nouvel arrivant

 

いかがでしたでしょうか?

grandは名詞の前だと『偉大な』、後だと『大きい』という意味でしたね。

参考になれば幸いです。