【映画を使った英会話の勉強の仕方のコツはレベル別にやり方を変えることです】
映画を見ながら英会話を勉強できると聞いて見ているけれど、まったく力がついていない……と思っていませんか?
やり方……間違ってませんか?
この記事を読むと、
映画を使った英語の勉強方法は『英会話の』レベル別に分けた方がよい理由
についてわかるようになります。
目次
英会話の勉強をしたいのなら自分のレベルに合った映画の見方をしましょう
英会話の勉強に映画を使うことはよく言われています。
英語字幕を付けたり、字幕をオフにしたり、何度も見たり……と色々な方法があります。
しかし
映画を使って英語を勉強するならレベル別で違う手段を取る
のがおすすめです。
しかしなぜレベル別でちがう手段を取る方がよいのでしょうか。
映画を使った英語学習で『英会話の』レベル別の手段を取った方がよい理由
英会話学習者のレベルを初級・中級・上級に分けます。
英語のレベルでなく『英会話のレベル』です。
そうすると、
- 初級:英会話がまったくできない。
- 中級: 簡単な英会話ならできる。
- 上級: 難しい英会話ができる。
となります。
たとえ英語が読めたり書けたりしても、『英会話がまったくできない』場合は初級とみなします。
そしてそれぞれのレベルで英会話のために必要とされる知識や能力は、
- 初級:調音・プロソディ・単語(と決まり文句)
- 中級:調音・プロソディ・単語・文法
- 上級:単語
です(プロソディや調音については【英語の発音が上手になる!:『調音』と『プロソディ』を知って発音力アップを目指しましょう】をよかったら参考にしてくださいませ)。
そのためそれぞれのレベルで映画を見ながら取るべき手段が変わってきます。
では具体的に各レベルでどう映画を見ればよいのかについて解説します。
各英会話レベルによる映画を使った勉強の仕方
英会話のレベル別映画を使った勉強方法は以下の通りです。
初級
- 目的:調音・プロソディへの慣れ。単語を映像と関連させて覚える
- 字幕:日本語
勉強方法:
- 字幕の日本語をちら見程度で意味を把握
- 使われている単語と文のプロソディと調音に集中(単語や文がはっきりと聞き取れなくても問題がない)
- プロソディをシャドーイングしつつ最後まで見る
- 1~3が一通りおわったら、調音を意識してシャドーイングしつつ最後まで見る
- 映画とは別に英文法や基本単語を勉強
中級
- 目的:調音・プロソディの習得。単語や文法の確認。
- 字幕:初回日本語、二回目以降は英語
勉強方法:
同じ映画を複数回見る。
(初回は日本語字幕)
- 初級と同じく字幕は意味の把握にチラ見程度。単語や調音・プロソディのシャドーイング
(二回目以降は英語字幕)
- 調音・プロソディを意識しながらシャドーイング
- 英語字幕で文法や単語を確認。
(【注意】英語字幕は『見る』に留める。読んでしまい発音が字幕の英語に引きずられないようにする。発音はあくまで映画の音声主体)
上級
- 目的:英会話力の維持、強化。
- 字幕:無し
勉強方法:
- 初回から字幕なしで映画を視聴。
- 意味と発音を意識しながらシャドーイング。
- 理解できない場合は二回目以降に英語字幕を付けて視聴。
- わからない単語、言い回しをチェック。
映画を使った英会話勉強は手段に違いを持たせたほうが効果的です
映画を使って英会話を効果的に勉強したいのなら、自分の『英会話レベル』でやり方を変えましょう。
『英語レベル』でなく『英会話レベル』というのが重要です。
僕は英語の読み書きはある程度できるのに英会話がド下手な時期に、勘違いして上級英会話レベルの映画の見方をしてて全く身につかないという経験がありますが、時間の無駄でした(汗)
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