【フランスでルームシェア生活メリットデメリット・赤裸々公開24(1ヵ月半いなかったら大変なことに)】
コミュ力前回のカナダ人Mさんが帰国、アメリカ人J君も帰国、僕と友人A君が残されたアパートに新しいルームメイト。しかし僕はバルカンへ。
新しいルームメイトは清潔好き……すぎる?
新しいルームメイトはドイツ人のG君でした。
確か僕より1つ年下だったはず。
G君が入ってきて1週間後にギリシア人のSさんが入居。
二人とも語学学校actilangueで短期語学留学のために来ました。
G君はかなりの清潔好き。
それもそのはず。
お国では研究室で働いているそうで、滅菌必須です。
そうなるとアパートの衛生状態が彼のレベルには合わなかったようで、色々改良し始めました。
その中でも布系にこだわりを見せました。
調理場だったりテーブルを拭いたりする布。
食器の水切り台には水受けが無く、滴る水がキッチンに広がるのを防ぐのに敷いてあった布。
そしてトイレの後に手を拭くタオル。
そしてシャワー室の足ふきマット。
そのすべてが使用感があって気に入らなく、なんと自費で購入。
また、消毒用のアルコールも買ってきました。
先生、男子が掃除しません!
僕は7月下旬から国際言語学夏学校というのに参加するためにボスニアヘルツェゴビナへ行くことになっていました。
その後バルカン半島を旅行する予定でした。
A君はあまり共有スペースの掃除に興味がない人だったし、Sさんは入居後2日しか一緒に住んでないのでわかりません。
しかしこの清潔好きG君がいればきっと大丈夫だろう。
そう思って、ニースを発ちました。
(バルカン半島旅行記はこちらにあるので、よかったらどうぞ。)
しかし現実は違いました。
なんということでしょう。
僕が1か月半の旅程から戻ってきたとき、共有スペースは各段の汚さがアップしていたのです。
まさに匠の技。
一番ひどかったのは、食器の水切り台の下に敷いてあったキッチンタオル。
緑色になっていました。
恐怖から漏れて来そうな声を抑え、僕はカビの生えた布を速効ごみ箱へスラムダンク。
調理場やテーブルの上は油でギトギト。
床は誇りまみれで野菜の皮とかが散らばっていました。
シャワー室のマットもいつ洗濯したかわからない色に。
アパートには新しいルームメイトのスイス人の若者J君と、僕の友人A君の男子二人だけがいる状況でした。
G君もSさんもすでに帰国。
大家さんは夏休みで掃除に来ていませんでした。
僕はバルカンへ行く前に自分の部屋を掃除しておいたので、自分の部屋だけがサンクチュアリ状態。
翌日、灼熱のバルカン旅行に疲れた体を奮い立たせ、共有スペースの掃除をしました。
出来ないものにはできない
目立たない汚れなら見落としで気にしないまま生活ができると思います。
しかしカビ生えて緑色のキッチンタオルや散らかる野菜の皮は目立っていたと思います。
それでも掃除ができないということは……もはやそれは彼らにとっては害ではないという認識なのでしょう。
ちなみに僕は学生時代真面目に掃除するタイプでした。
というわけで、A君とJ君が退去するまで気の抜けない日々でした(大袈裟)。
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