【単語をたくさん覚えても英会話ができるようにならない理由】
英単語をたくさん覚えたし、文法もそれなりにわかるのに話しても通じないという経験をしたことがありませんか?
この記事を読むと、
- 英単語をたくさん覚えても英会話ができるようにならない理由
- 英会話ができるようになるには文のプロソディを身につける必要がある
ことがわかるようになります。
目次
英単語だけ覚えても通じない英会話になります
たとえば音声付きの単語帳を買って意味も発音も完璧に覚えても、英語を話すことができないことがあります。
なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか?
英単語を勉強しても発音的に英会話ができない理由
英単語をたくさん覚えても会話になるとてんで駄目になってしまう理由は
各単語の発音と文としての全体の発音が違う
からです。
知ってのとおり、単語にはそれぞれ発音があります。
- どういう音なのか(母音とか子音とか)
- アクセントはどこなのか
というものです。
しかし英文のなかで単語が使われるとき、英単語は英文のプロソディに影響を受けます。
※プロソディとは各言語固有のメロディやリズムといったもので、その言語の『らしさ』を作っています。
そのため英文としてのプロソディを身につけていなければ、いくら知っている単語を上手な発音で文法通りに並べても、文ぜんたいとしては不自然な発音になってしまいます。
英単語力があって文法を知っていても英語のプロソディを身につけていないとどうなるか具体的な例を挙げます(というか、過去の自分の失敗です(汗))。
英単語の意味も発音も知っていても英会話ができませんでした
僕は数年前にTOEIC860点を取りました。
そして英語の単語帳も色々こなしました。
大学院で読まされる英語の論文や新聞記事などは、たまにでてくる超難単語を除けば問題なく理解できるレベルです。
英語で長文メールを書くこともできます。
しかしまともな英会話ができるようになったのは、ここ1年のことでした。
当時のルームメイトの1人がイギリスから来ており、彼女とほぼ毎日会話することによって段々とものになっていった感じです。
しかし初めはほとんど会話が通じませんでした。
こちらは英語を話しているつもりなのに、ネイティブである彼女からしてみると、何語を話しているの?という感じだったからです。
僕が何かを言っても会話が成立しないとき、文の中で使った単語を1つず言う必要もありました。
まさに「ミーターザン、ユージェーン」の状態(涙)
それでも通じないときがあってプライドは何度も粉砕。
苦悩する日々。
そのときの僕の発音は大げさに言えばこんな感じでした。
そこで恥を感じた僕は、今までかなりおざなりにしてきた英語の発音について練習することにしました。
まずは
- 各子音、各母音の復習
- アクセントの練習
そうすると単語単位でもかなり一発で通じるように。
しかしまだ文単位で話すと不発が多かったので調べた結果、
文のプロソディについて何も考えてなかった
ことに気が付きました。
単語の発音ができるようになったら英会話もできるようになるという幻想
が壊れたのはその時です。
その後はプロソディを練習し、そしてようやく英会話ができると言えるくらいまでになりました(プロソディの練習の方法については【(重要)英会話初心者・英語初心者は何から勉強し始めればいいのか?→たった1つで英文法や英単語の知識も要りません】にまとめたので、よかったら参考にしてください。
英語のプロソディを身につけて通じる英語を話せるようになりましょう
単語だけ意味や発音を覚えても英語を話すときには苦労します。
文単位のプロソディを身につけ、英語らしく話せるようにしましょう。
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