【英語の発音力向上:調音とプロソディをわけて勉強したほうがよい理由とは】
下唇を前歯で押さえたり、口を大きくひろげたり発音はきちんとしているはずなのに、なぜかカタコト英語になっていませんか?
この記事を読むと、
プロソディ用のシャドーイングと調音用のシャドーイングでわけて練習するとカタコト英語になりにくい
ことがわかるようになります。
目次
英語の発音:調音とプロソディの練習をいっしょにできる人とできない人がいます
世の中には『シャドーイング』をして発音が上手になったという情報がたくさんあります。
念のために説明すると、シャドーイングとは聞こえてきた音声を即座に復唱するという勉強方法です。
しかしシャドーイングをしても発音が上手にならなかった人もいます。
僕もそうでした。
いくらシャドーイングをしてもカタコト英語の状況から脱却できませんでした。
そこで、
- 先に英語っぽく話すためのプロソディだけをシャドーイングで身につける
- 次に身につけたプロソディに具体的な音を乗せていくシャドーイング
という順番でするようにしてみたところ、みるみる自分の英語があいてに通じるものになりました。
どうしてでしょうか?
シャドーイングをわけたら発音が上手になっていった理由
調べたら、
- 調音された音を聞いて理解
- 理解した音を作るための口の動き
- プロソディを理解
- プロソディを表現
をする脳の場所はそれぞれちがうことがわかりました。
調音とは音を作るときの口元の動き。
プロソディとは英語らしさを作るメロディーなどの総称です。
シャドーイングで調音とプロソディを同時に向上させることのできる人は、この4つの脳の場所を同時に動かせる人。
しかしそうでない人(たとえば僕)は、4つの処理がうまく追い付かず、調音に集中すればプロソディがおろそかに。
その反対も然り、という状態でした。
発音を練習してもカタコトになっている人は僕と同じだと思います。
分担作業なんだからわければいいのでは?
というわけで脳は分担作業しているのだから、シャドーイングもわければいいと思いつきました。
そこでまず調音とプロソディのどちらから練習するかということになりました。
そうすると、調音を練習してても英語通じないんだけど?的な経験と、言語学の授業で人間はプロソディから学んでいるということを習ったことから、
先にプロソディの練習をするのがよい
ということがわかりました。
プロソディの練習に集中すると英語が通じるようになってきた
というわけで、
プロソディの練習に特化したシャドーイング
を練習したところ、たとえばルームメイトの英国人とかに英語が通じるようになり始めました。
英語のプロソディさえ身につけてしまえば、あとは調音した音を乗せればいいわけなので、簡単にカタコト英語からの脱却にも成功しました。
シャドーイングしても効果がないと感じているなら特化型シャドーイングも1つの手です
まずプロソディシャドーイングで英語らしさを身につけ、その英語のプロソディに調音した音を乗せていけば、ひかくてき簡単にあいてに通じる英語を話せるようになれます。
プロソディからの勉強方法は【(重要)英会話初心者・英語初心者は何から勉強し始めればいいのか?→たった1つで英文法や英単語の知識も要りません】にまとめておいたので、よかったら参考にしてくださいませ。
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