【(初心者向け)簡単なフランス語文法入門・基本の『き』・30 (存在する場所1・前後左右ここそこ)】

全然ちがうように思えるフランス語と日本語。

実は似ているところがあったら学びやすいと思いませんか?

 

前回の記事で存在文Il y aについて書きました。

Il y a + 非定冠詞の名詞.

で「~がある・いる」が言えるということでした。

 

 

存在する場所と行動する場所?

 

 

猫がいる!

と言われたら、どこに?と思うように、存在文には場所の情報があってもおかしくありません。

しかしその前に、場所には2つの意識が含まれていることをご存知でしたでしょうか。

 

  • 猫が庭にいます。
  • 猫が庭で走っています。

 

日本語ではこのように「に」と「で」で綺麗に区別されています。

 

  • 1つ目が存在する場所。
  • 2つ目が行動する場所。

 

フランス語ではそうではありません。

場所を表す言葉は日本語の助詞とは違い、フランス語では前置詞というものを使いますが、

 

  1. ある前置詞は場所だけ
  2. ある前置詞は行動だけ
  3. ある前置詞は場所と行動に

 

と分かれています。

これはなかなか混乱してしまうので、フランス語を勉強するときは意識しながら勉強したほうが後々混乱を招かないのでよいです。

 

 

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存在の場所を表す前置詞

 

 

日本語では大概の存在の場所を「に」だけで言い表せてしまいます。

 

  • 庭に猫がいます。
  • 机に猫がいます。
  • 箱に猫がいます。

 

などとどこかの上にいようが、中にいようが、開けた場所にいようが、「に」の一言で済ますことが出来ます。

具体的な存在の場所を言わなくてもいいわけです。

しかしフランス語は具体性を好みます。

上の日本語をフランス語にすると、

 

  • Il y a un chat dans le jardin.
  • Il y a un chat sur la table.
  • Il y a un chat dans cette boîte.

 

になります。

箱の中と庭が同じ前置詞で言い表されています。

そうなのです。

フランス語的には庭は閉じられた空間なのです!

というわけで、日本人的には場所の概念のパラダイムシフトが必要となってきます。

しかしそういう細かいことは後にして、今回はまずこの7つについて。

注意しなければならないことは、人称代名詞を使いたい場合は強勢形にする必要があるということです。

 

  1. devant (前に)
  2. derrière (後ろに)
  3. à gauche de (の左に)
  4. à droite de (の右に)
  5. entre (の間に)
  6. ici (ここに)
  7. là-bas (そこに)

 

Il y a un chat devant moi.(私の前に猫がいます)

Il y a un chien derrière un chat.(猫の後ろに犬がいます)

Il y a un oiseau à gauche d’un chat.(猫の左に鳥がいます)

Il y a un lion à droite d’un chat.(猫の右にライオンがいます)

Il y a un chat entre un oiseau et un lion.(鳥とライオンの間に猫がいます)

Il y a un chat ici. (ここに猫がいます)

Il y a un chien là-bas.(あそこに犬がいます)

 

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まとめ

 

  • 場所を示す言葉には、存在の場所と行動の場所の2つの意味が含まれている。
  • 日本語では「に」と「で」だが、フランス語では存在の場所、行動の場所、存在と行動の場所が混在している。
  • 日本人にとっては開けた場所とひとくくりできる場所も、フランス語では細分化される。

 

問題

つぎの日本語をフランス語で考えてみましょう。

1:1匹の犬が1匹の猫の後ろにいます。

2:1羽の鳥の右に1匹の犬がいます。

3:1匹の犬が1羽の鳥の左にいます。

4:1匹の猫が1匹の犬の前にいます。

5:2頭のライオンの間に1羽の鳥と1匹の犬がいます。

答え

1 : Il y a un chien derrière un chat.

2 : Il y a un chien à droite d’un oiseau.

3 : Il y a un chien à gauche d’un oiseau.

4 : Il y a un chat devant un chien.

5 : Il y a un chien entre deux oiseaux.

 

以前書いた名詞の複数形の作り方がでてきましたが、最後の問題、大丈夫でしたでしょうか。

場所に関しては身近な位置確認から始め、それから広げていくのがポイントです!