【フランス留学:フランスは危険? -対処法と被害届や盗難届の手続きについて】

フランスに留学したいけれど、フランスって安全なのか心配。

 

この記事を読むと、

 

  • フランスの安全度
  • フランスで犯罪被害に遭ってしまった場合の対処法

 

についてわかるようになります。

 

 

2019年度は世界第60位

 

世界平和度指数の2019年度版では、フランスの平和度指数は世界第60位です。

59位がリベリア、同位でナミビアです。

 

隣国の順位はスペイン(32位)、ドイツ(22位)、イタリア(39位)、イギリス(45位)。

ポルトガルにいたっては3位で日本(9位)よりも平和なようです。

フランスの安全度は高いとは言えません。

 

 

たくさんのフランス人が安全ではないと感じています

 

僕も勉強のために見ているこちらのチャンネルのこの回によれば、5人に1人のフランス人が安全ではないと感じているというアンケート結果がでています。

 

 

 

また、近年パリではアジア系(特に女性)が強盗などの犯罪被害に遭うことが多く、大規模なデモにまで発展したこともあるので僕たち日本人も看過できません。

 

 

フランスではどんな犯罪に遭いやすいのか

 

一番遭いやすいのはスリや置き引き

僕もMP3プレーヤーでスリの被害に遭ったことがあります。

また僕の友だちでも、財布、スマホ、カバンなどなど盗られた経験を持つ人が多いです。

中にはアパートに入られてパソコンやタブレットをごっそりいかれた人も。

(スリや置き引きに関しては【フランスでの危険 -スリへの対策 -】【フランスで置き引き、盗難に遭った!→どうやって盗難届を作ってもらうまでの5ステップ】【フランスではロマの子どもに注意】も参考にしてくださいませ)

 

アジア系を狙った犯罪では、町を歩いていると『Chinois(中国人)』と通り過ぎざまに言われたりするような人種差別による嫌がらせから、石を投げられたり、靴を上から頭に落とされたり(両方ニース)、そして上記のようにパリで増えているアジア系を狙った強盗、暴行事件

 

そして性犯罪

アジア系女性は特に電車やバスで痴漢に遭うことが少なくないです。

理由は、欧米やアフリカの女性に比べて大人しそうに見えるから。

そして、アジア系は留学生が多いので痴漢をされてもフランス語でどう助けを求めればよいのかわからないだろう、ということもあるそうです。

 

フランスの性犯罪率は世界第27位(日本は105位)。

単純に計算しても日本の3倍性犯罪に巻き込まれやすいようです。

 

 

フランスで犯罪に巻き込まれないためにどうすればよいのか

 

普段からの防犯意識を心がけることが大切。

 

盗難に関しては、口の開いたバッグを使用しない携帯を外で使う時は周りに注意を払う、音楽を聞きながら外を歩かない、など。

 

置き引きは、基本的に貴重品は身から離さないことでかなり防げます。

 

人種差別が原因の犯罪では、基本町で何かを言われても完璧無視がおすすめ

てか、路上で嫌な感じで声をかけてくるのは異常者だと思って結構です。動物が吠えているのと同じ。

 

暴力を伴ったものや強盗の場合、すぐに周りに助けを求めましょう。

 

とっさにフランス語(Au secours「助けて」)が出てこなくても、英語でHelp meや、言葉にならないような強烈な雄たけびをあげるだけでも違ってきます。

または防犯ブザーを用意してカバンや鍵につけておくのもよいです。

防犯スプレーもカバンにいれておくといいかもしれません。

 

 

強奪されたものを取り返すのは危ない行為です。

くれぐれも歯向かったりせずに、とにかく逃げましょう。

命のほうが大切です。

 

性犯罪予防に関しては、

 

  • 夜出歩かない
  • 大通りを選んで移動
  • 防犯ブザーや防犯スプレーを持ち歩く
  • 行きと帰りように靴底がフラットな靴を用意しておく
  • 露出の多い格好をしない(または外出時はコートなどで覆っておく)
  • 日本語が少しわかるということだけで心を許さない
  • デートドラッグ(飲み物に入れられる)に気をつける

 

ことなどが挙げられます。

 

たとえば僕のルームメイトはイギリス人の女の子なのですが、友だちのうちでパーティーなどがあり夜遅く帰ってくるときに、路上でよく変な男に声をかけられたと怖がっていました。

 

デートに誘いたいとかではなく、『キレイだね、セクシーだね、どこ行くの?』と言った声掛けで、時にはすこし後をつけられたことも。

 

ちなみに彼女の対応はガチ無視、もしくは携帯電話で話しているふりをする、でした。

 

服装に関して最近聞く論調だと、なんで性犯罪予防のために女性が格好を変えなければならないのだ、セクシーすぎると言われる格好をしてもそれは自分自身のためだ、男が考え方を変えるべきだ、というものがあります。

 

理想的ですが、少なくとも現時点では有効ではありません。

 

全男性にそのような教育が行き届くにはまだ時間が要ります。

いつか来るかもしれませんが、現状では残念ながらいわゆるセクシーな格好などに勘違いして欲情して寄ってくる男はいます。

 

そのため、少なくとも路上などでそういう格好がでないような服装を選んでパーティーなりクラブなりへ出かけましょう。

 

ヒールよりフラットな靴を用意しておくのも同じ理由です。

いざ逃げるときに必須です。

 

 

それでもフランスで犯罪被害に遭ってしまったら

 

警察も救急も番号は112です。

フランス語がわからないときは、近くのフランス語を話せる人に電話をかけてもらいましょう。

 

盗難や置き引き被害に遭った場合は最寄りの警察署へ

パスポートを盗まれた時は日本大使館や領事館へ行く必要もあります。

 

被害届や盗難届の作り方については、【フランスで置き引き、盗難に遭った!→どうやって被害届(盗難届)を作ってもらえばいいの?】を参考にしてください。

 

大けがをしてしまった場合については、【フランス留学中に病気になったり、大けがをしたときの対処法について】が役に立ちます。

 

 

盗難被害や怪我などでは保険が効くことがあります。

海外旅行保険や最低でもクレジットカードについている海外障害保険を準備していきましょう(クレジットカードについては【フランス留学・ワーホリで持っておくべき年会費無料で医療保険が付くクレジットカードの比較】を参考にしてください。

 

 

 

 

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