【フランスではロマの子どもに注意】

フランスでの危険の1つにロマの存在があります。

ロマを知っていますか?

 

この記事を読むと、

 

  • フランスにおけるロマとはなにか
  • ロマによる実際のスリの手法
  • ロマによって実際に被害に遭った話

 

についてわかるようになります。

 

ロマ=スリではないけれど……

 

フランスにはロマ(Rom)と呼ばれる少数民族の人たちがいます。

日本語だとよくジプシーとも呼ばれています。

 

ちょっと調べたところだと、移動型民族を総称してジプシー

その内の一派をロマと呼ぶそうです。

そのロマの人々はよくヨーロッパで見かけます。

 

またロマの人々がよくルーマニアから来るので、ルーマニア人(Roumain)が間違えられることもあります。

 

フランスで大人気のYoutuberであるCyprien両親がルーマニア出身ですが、それをテーマにしたビデオをアップロードしたところ批判を受けたことがあります。

 

その中でCyprienが子どものころ、自分の名前(Cyprien Iov)がルーマニア起源だと話すと、クラスメイトが筆箱などをCyprienに盗られないように隠したことをネタにしました。

 

すると、視聴者からロマ=盗人という定式を作るなとお怒りコメントが来たとのことです(小さい頃の本人としてはネタにならない体験だと思いますが……)。

 

問題のビデオ

 

謝っているシーン

 

 

 

それでもやっぱりロマの人々(特に子供)に気をつけたい理由

 

ロマの人々すべてが悪いわけではありません。

中にはきちんとした仕事を持っている人もいます。

 

しかし中には子どもをだしに使うやつがいます。

それが最悪なのです。

 

子どもを使い

 

  • スリ
  • 盗み
  • 物乞い

 

などをしてくるのは注意したいところです。

 

 

冒頭でパリのオペラで日本人が盗難被害に遭っています。

 

ロマの人々に対する具体的な注意点と対策

 

ATMで気をつける

 

フランスでATMを使うなら、なるべく屋内のものを使いましょう。

そしてたとえ屋内でも、つねに周りに注意を払わなければなりません。

 

お金がでた瞬間だけでなく、画面を操作中に気をそらさせ、その間に別の人間が画面操作→降ろしていた人に見えないタイミングで奪っていくこともあります。

 

  • 引き下ろしたお金を財布にいれ、その財布をきっちりしまうまで周りに注意しましょう

 

 

 

 

路上アンケートに気をつける

 

特にパリのオペラ近くで見かけるのですが、アンケートを持ちかけてくるロマがいます。

 

路上アンケートは無視しましょう

 

無視をしないで善意で記入しようとすると、バインダーで見えなくなっているカバンやポケットから盗られます。

 

 

 

カフェで外で飲むときも、同じようにアンケートやらメッセージの書かれたボードを持ってやってきたりします。

 

ボードやアンケートで隠して、机の上においておいた携帯電話や財布を盗んでいくパターンです。

 

テーブルの上に大事な物は置かないようにしましょう

 

 

 

 

電車の中で気をつける(管理人体験談)

 

僕はパリでロマの子どもに遭遇しました。

凱旋門観光が終わり、フランクラン・D・ローズヴェルト駅まで歩いて地下鉄に乗ろうとしたときです。

 

僕が乗ると同時にどこからかわいたような子供たち3,4人も一緒に乗ってきました。

電車は満員状態。

僕は人混みで扉に押し付けられる感じです。

 

そして電車が走り出して少しすると、股間の辺りに違和感を感じました。

まさぐられているのです。

 

痴女か!

 

などと一瞬思ったのですが、無理やり顎だけ引いて下方を確認すると、いるのはさっき一緒に乗ってきた女の子です。

小学生くらい。

僕の視線に気づくとにっこりしました。

瞳の大きいかわいらしい子でした。

 

僕はその当時ロマの存在を知らなかったので、満員電車でぎゅうぎゅうづめにされて他につかむ場所がないのかもと思ったものです。

 

しかし実態は違いました。

僕の財布にはチェーンがついていたのですが、チェーンが動く気配がしたのです。

それでこれはおかしいと気づき、振り払いました。

でも振り払ってもしつこい蚊のようにまた攻めてきたので、電車が次の駅に停まるまで、攻防戦は続けられました。

 

しかし、その裏がありました。

 

駅に着くと子供たちは立ち去って行きました。

僕はプラットフォームでリュックサック横に入っていたペットボトルを取ろうとしたのですが、リュックサックに違和感。

 

リュックサック全開になっていました。

 

幸いなことに、僕のカバンには折りたたみ傘ぐらいしか入っていなかったので、何も盗られていませんでした。

 

ポケットのほうに注意を向けさせ、その間にバッグを物色という二重の罠です。

 

  • ポケットに財布をいれるならチェーンは必須
  • 電車やバスの中などではリュックサックなどは体の前で持つようにしましょう

 

 

トラムに乗るときに要注意(管理人の友だちの被害)

 

ニースでの出来事です。

トラムの入り口子ども二人連れの父親(っぽい人)が僕と友だちの前で並んでいました。

 

しかし小さい方の子ども(3,4歳くらい)が停留場からトラムに足を乗せるのを怖がっている体

僕の友だちと僕は肩をすくめる父親と微笑ましく見ていました。

そして怖がるなら歩いて行こうと父親が言い、去っていきました。

 

そしてトラムの中で、手提げバッグの中から財布がなくなっていることに友だちが気が付きました。

 

シーンに出てこなかった大きいほうの子どもが盗んでいたのです。

 

口がぱっかり開いた手提げは持たないようにしましょう。

 

 

それでもやっぱりロマによる被害に遭ってしまったら?

 

まず盗られたものは戻ってこないと考えましょう。

 

それでも警察に行けば盗難届を申請できます。

盗難届があれば、盗難保険などが適応できるようになります。

 

詳しい方法に関しては、【フランスで置き引き、盗難に遭った!→どうやって盗難届を作ってもらうまでの5ステップ】をご覧ください。

 

 

 

フランスに来るときは、日本で盗難保険に加入しておくか、盗難保険がついているクレジットカードなどを作って持ってくるようにしましょう。

 

参考:

【海外旅行の前に用意しておきたい保険付き年会費無料クレジットカード5選】

 

 

 

実は僕自身もアラブ系によるスリの被害に遭ったことがあります。

お気に入りのMP3プレーヤーを盗られました。

盗られた瞬間は盗られた場所へ戻ったらMP3プレーヤーも戻ってくるという非論理的妄想したりして、結局現実に戻り落胆からの後悔でした。

 

なぜ内ポケットに入れておかなかったんだ。

なぜこの道を歩いてしまったんだ。

 

そんなどうしようもないことで自分を責める気にもなりました。

たとえスリをやった人が1番悪いと知っていても、自分の落ち度を責めてしまうのですね。

 

パリ旅行だけではありません。

フランスの各地で同じような被害があります。

 

僕のような被害に遭わないように、気をつけてフランスを楽しみましょう。

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