【(実録)ロンドンで偽警官詐欺に遭いそうになった話】
ロンドンで偽警官詐欺に遭いそうになりました。
結果として被害には遭いませんでしたが、手口を書いておくので、ロンドンへ行かれる方はご参考にしていただければと。
偽警官詐欺に遭いそうになった時間と場所
時間は午前11時ごろ。
場所はハイドパーク南西、ケジントンの或る通り。
チェルシーに向かって歩いているときに遭遇。
偽警官の手口とは?
2人組。
中年のおっさん(白人)、小太り。
まず1人目が観光客を装って近づいてきます。
僕の場合は「バルセロナからの観光客だけど、写真を撮ってほしい」と言われました。
上記の地図の通りふつうの道です。
僕のように日本から来ているものからすれば、イギリスの建物はおもしろいものなのですが、バルセロナのようなヨーロッパから来ている人からしたら面白味もないような場所のはずです。
駐車してあったアウディの車の前で男がポーズ。
ちなみにアウディなんかもバルセロナじゃよく走っています。
めずらしくもないです。
写真が撮り終わり、スマホを確認してもらうとしていると2人目が登場しました。
「警官だ。コカインの取引をしてるんじゃないのか?パスポートチェックをする」
という感じです。
ちなみに警官だと名乗るそのおっさんは私服でした。
緊張の一瞬
僕は基本重要な物はポシェットにいれています。
パスポート、現金、カード類などです。
そしてポシェット自体は背中の方、ズボンの中にしまっています(簡単に言えばお尻の割れ目の上あたりで(笑))。
なのでパスポートを取り出すのはちょっと一苦労。
そうしてわたわたしているうちに、写真を撮ってくれと頼んできた男がパスポートのチェックを受け、ついでに財布のチェックまでされています。
警官だという男は財布のお札の部分を確認して、においを嗅ぎました。
僕もようやくパスポートを取り出し確認させ、財布のお札の部分を見せます。
財布にはチェーンがついています。
ちなみに5ポンドとレシートしか入っていませんでした。
機転
警官がポシェットを見せろと言って来ました。
しかしその時点でいくつか疑問点があったので、僕は言い返しました。
「警察手帳を見せて」
オフコース!と男が言ってケースに入った身分証を見せてきたのですが、何分僕は目がそんなによろしくないので、身分証にタッチしてじっくり読もうとしました。
そうしたら隠すんですよ(笑)
ノータッチング!とか言って隠すんですよ。
しかし時はすでに遅し、身分証の『姓』とか『名』とか『住所』とか書かれている箇所が英語でないことはチェック済みです(笑)
「イギリスの身分証じゃないやんか。つまりイギリスの警官でもないだろ」
と言い捨て僕はその場を後にしました。
後ろでなんか言っていたけれど、追ってこず。
コカイン所持の疑いがあるはずなのに、追って来ず!
あきらかに警官ではありません(笑)
偽警官詐欺に遭わないためにしたい対策
- 観光スポットでもない場所で声をかけられても英語わかりませんと無視しましょう
- たとえ写真を撮ることになっても、カバンはすぐ側に(僕はバックパックだけでした)。撮っているときにカバンを盗られるという可能性も。
- 財布には必要最低限だけを入れる(イギリスだと1日20ポンドでも財布に入っていれば十分です)
- 警官だと言われたら、まず警察手帳を確認
- 警察手帳の内容をしっかり確認
- 隠すようなしぐさをしたら、本当の警官でないこと確実です
可能なら通りかかった人に助けを求めるのもいいかもですが、僕が偽警官詐欺師で同じようなことをするなら、通りすがりの役の仲間を用意し、その役の人に自分が警官であると証言してもらうと思うので注意です。
移動時に貴重品はポシェットにまとめて入れてズボンの下にいれておくのもおすすめです。
移動時には大きなカバンを持っていたりして、旅行者だとすぐわかってしまうからです。
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