【ザグレブからボスニア・ヘルツェゴビナのバニャルカへ行く方法】
EGG (東方生成文法合宿)に参加するためにニースからボスニア・ヘルツェゴビナのバニャルカへ行きました。
行き方は、僕の場合は、
ニース→フランクフルト→ザグレブまでが飛行機(ザグレブ観光情報についてはこちら)。
ザグレブ→バニャルカがバスでした。
今回はそんなバスでザグレブからバニャルカへ行ったときのお話です。
バニャルカとは?
ボスニア・ヘルツェゴビナの名前は歴史の授業などで聞いたことがあると思います。
しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナが2つの共和国からなる連邦制ということをご存じでしょうか。
僕は今日知りました(汗)
ボスニア・ヘルツェゴビナは、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦とスルプスカ共和国からなる連邦国家。
バニャルカはそのうちの、スルプスカ共和国側の最大都市で事実上の首都です。
コソボ独立の際には、スルプスカ共和国も独立するとの主張さえありました。
クロアチアの首都ザグレブからバスに乗ってバニャルカへ向かいます。
ザグレブ空港からのバスとは違い、バス停に遅れて到着したのはミニバス。
ちょっと心配になりました。
でもバスの中はクーラーが効いて悪くない居心地。
車窓からは畑の緑が広がっていました。
建物があるのは時々です。
パスポートコントロール
走ること2時間ばかりで、国境へたどり着きます。
全員バスを降り、1人ずつパスポートコントロール。
特に質問もなく、スタンプを押してもらえました。
全員のパスポートコントロールが終わり、バスが再出発。
すぐにサヴァ川へたどり着きます。
スロベニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナそしてセルビアを流れるサヴァ川は、ベオグラードでドナウ川へつながっています。
サヴァ川に架かる橋を渡り、さらに行くと今度はボスニア・ヘルツェゴビナのパスポートコントロールに。
今回は係の人がバス内で乗客のパスポートを回収。
両国のパスポートコントロール間が離れすぎているような気もするなと思いながら待っていると、係の人が戻ってきてバスが出発。
名前読み上げでパスポートを返してきますが、僕の名前は難しかったのか呼ばれずにそのまま返って来ました(アジア系は僕でした)。
さらに1時間半ほどバスは走り、ついにバニャルカのバス停へ。
バスの案内所では、まったく英語が通じませんでした。
EGGからはパトロールタクシーという会社名のタクシーに乗れば、ユーロも使えて安心と聞いていましたが、
タクシーが止まっていない!
英語が通じない
結局歩くことにしたのですが、昼すぎて真上の太陽のせいで方角がわからない。
そしてバス案内所の人も、その辺の人も誰も英語が話せない。
(でも頑張って教えてくれようとしてくれました)
そしたら、ひとりだけ奥さんがフランス語を話せるご夫婦がいて、なんとかバス停を後に。
警察署へ
が、なんだか不安だったので、途中で遭遇した警察官に聞いたら、こちらへ来いとよばれ建物の中へ。
うん。これ警察署じゃないか。
初日から警察署にお世話になるのか……と思ったら、若い警察官やら用事で来ていた現地の英語が分かる人が道を教えてくれました。
優しい!
そこから歩くこと約2キロ。
ザグレブとの歩道のクオリティの差を感じながら、バルカン紛争のことが頭にちらり。
35度という暑さもあり2キロが修行の体を成していました。
バニャルカ大学
永遠にも思えた徒歩は、しかし20分ほどのことでした。
ようやくバンニャルカ大学へたどり着き、色々手続きを済ませます。
僕の部屋はこの窓際。
顔だけ洗って、すでに始まっていた授業へ。
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