【フランスに留学する方法23:英語の論文を読む際にはIMRAD(イムラド)を知っておきましょう】

大学院の授業で英語の論文が参考文献になることが増えてきた。

というか、授業の教材も英語の論文だ。

しかもたくさん。

フランス語だけでも大変なのに…。

どうしよう?

 

 

論文はIMRAD(イムラド)を頭にいれて読んでいきましょう

 

 

IMRAD(イムラド)

 

  1. Introduction(導入:こんなことが書いてあります)
  2. Methods(研究方法:こういう風にして研究してみました)
  3. Results(結果:こういう結果がでました)
  4. And(なので)
  5. Discussion(考察:こういうことが言えるんじゃないでしょうか)

 

の頭文字です。

科学論文の構成はだいたいこうなっているので、必要なところ(IntroductionとDiscussion)だけ読んで、あとは飛ばしていきましょう。

 

 

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どうしてIMRAD?

 

文系もそうなのですが、世に出させれる学術論文というのは基本IMRAD構成で書かれています。

IMRADで書かれていないものは論文雑誌や科学雑誌でも受理されません。

 

それは読者を想定しているからです。

世界中で大量の論文が書かれているのに、それぞれの書き方が個性豊かであった場合、効率が悪いのです。

芸術ではありませんので、効率が求められているわけです。

 

 

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具体的にどう読んで行けばいいの?

 

大学院の授業で英語で書かれた論文を読んでくるように言われた場合や自分のレポート、論文で英語論文を読む際は、

 

  • Introduction(導入:こんなことが書いてあります)

 

をまず読んで何が書いてあるのかチェックしましょう。

何が書いてあるかわからないと何も始まりません。

たいていは論文の初めに書いてあります。

レポートや論文の参考文献として使う場合は、この時点で関連がないと判断したらそれ以降読む必要はありません。

そして次は

 

  • Discussion(考察:こういうことが言えるんじゃないでしょうか)

 

を読んで、導入で書かれていたことがどうなったのかをチェックしましょう。

たいてい論文の一番最後に書いてあります。

 

先にResults(結果:こういう結果がでました)じゃないのかと思うかもしれませんが、ResultsをもとにDiscussionは書かれています。

そのためDiscussionにResultsの要約も書かれていることが多いです。

なんなら実験方法も要約されていることもまれじゃありません。

 

最後に詳細が必要なら、

 

  • Methods(研究方法:こういう風にして研究してみました)
  • Results(結果:こういう結果がでました)

 

を読みます。

というわけで、実際に書かれている順番はこうですが、

 

  1. Introduction(導入:こんなことが書いてあります)
  2. Methods(研究方法:こういう風にして研究してみました)
  3. Results(結果:こういう結果がでました)
  4. Discussion(考察:こういうことが言えるんじゃないでしょうか)

 

実際に読む順番はこうなります。

 

絶体必須。

  1. Introduction(導入:こんなことが書いてあります)
  2. Discussion(考察:こういうことが言えるんじゃないでしょうか)

 

必要なら読む。

  1. Methods(研究方法:こういう風にして研究してみました)
  2. Results(結果:こういう結果がでました)

 

 

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論文に対する冒涜じゃありませんか?

 

 

たしかにせっかく書いてある論文のうまみだけをつまみ食いするような方法です。

 

しかし、世の中にあふれる論文数は莫大な物です。

自分の研究や授業に関係ある論文すべての初めから最後まで読むのは不可能に近いです。

 

学生なら時間も限られています。

またフランスの大学院1年目で受けるようなヨーロッパ基準英語試験C1レベルになると決められた時間内に論文の読解もしなければならないし、他にも筆記、聴解も解かなければなりません(口頭試験は別日)。

 

控えめに言っても、1から10まで目を通すのは不可能です。

また、求められてもいません。

 

論文を読んだ後に求められるのは、

 

  • 何が書いてあったのか
  • どんなことが言えるのか

 

がメインです。

補足として、

 

  • どんな方法や結果だったのかの詳細

 

が求められるときもありますがあくまで補足です。

 

またそういう風に求めているのは僕たち読み手側にもあります。

論文を商品の広告としてたとえてみるとわかりやすいかと思います。

 

広告は、

 

  • こういうものがありますよ(Introduction)
  • こういうことができますよ(Discussion)

 

がメインです。

僕たち視聴者もそこが一番気になりますよね。

そしてよくあるのが、小さい文字や早口で

 

  • 仕組みはこうです(Methods)
  • この仕組みを使ったらこうなりました(Results)

 

が紹介されるということです。

混合された含有物の名前や混合方法、どこどこ協会に認められた……などです。

視聴者的にも興味ないから削られがちです。

 

メインをがつんと頭に入れておいて、補足はちょろっと。

それが論文読解のミソです。

 

小説でもないので、冒頭から文末までしっかり堪能する必要はありません。

必要な箇所だけ読み取るだけで十分なので、それを活用して授業も試験も論文も突破しちゃいましょう!

 

 

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