【(最新版・徹底解説)フランス長期学生ビザの概要・必要書類・申請方法・手順】

フランスに長期留学したいけど、どうやってビザを申請すればよいの?

 

この記事を読むと、

 

フランス長期学生ビザ(VLS-TS étudiant)を取得するまでの全容

 

についてわかるようになります。

 

フランスの長期学生ビザの概要

 

フランスの長期学生ビザでできることは以下のとおりです。

 

  • 高等教育機関で学ぶために4か月から1年の滞在を保障
  • 年間964時間(週20時間上限)の労働可能
  • シェンゲン圏内の国々への移動自由

 

4か月以上というのは、

 

シェンゲン圏内の滞在は、入国日第1日目から180日の間で90日(3か月)のみ

 

という規定があります。

そのため、3か月以上の日数を学生として滞在したい場合は長期学生ビザが必須ということで4か月となっています。

 

ビザ所得して入国後に旅行を予定している方は【フランス長期留学中に全ヨーロッパ国旅行をしたいならシェンゲン協定国から周りましょう】が参考になるかと思います。

 

(超重要)フランス長期学生ビザを取得するまでの流れ

 

フランスの長期学生ビザを取得するまでには、

 

  • キャンパスフランス
  • France-visas
  • フランス大使館

 

という3つの箇所ぜんぶでの登録や申請が必須。

どれか1つでいいのではなく、全部、です。

 

それを踏まえて、長期学生ビザを取得するまでの流れをざっくり書くと、

 

①キャンパスフランス登録

②面接

③学校からの許可

④France-visas登録

⑤フランス大使館でビザ申請

⑥ビザ取得

 

というものになります。

キャンパスフランスへの登録に関しては【フランスに留学する方法02:フランスに4ヵ月以上留学する際に見るべきサイトCampus Franceの使い方】を参考にしてください。

 

この記事では④のビザ申請からの流れについて書いていきます。

 

キャンパスフランでの手続きが済んでからの長期学生ビザ申請の流れ

 

入学希望の学校から受け入れ許可の連絡が来たあとの手順は以下のとおりです。

 

①France-visas登録

②ビザ申請日の予約

③必要書類を集める

④大使館でビザ申請

⑤ビザ取得

 

France-visasへの登録

France-visasはフランスのビザ取得までに必要なサポートや、ビザ申請後の進捗情報に関する総合サイト。

ビザ申請者別の必要書類なども確認できる。

登録後、必要事項の記入された長期学生ビザ申請書が発行されます。

 

公式ホームページ:France-visas

 

※France-visas登録方法に関しては【France-visasの概略・登録の方法徹底解説!(フランスビザ申請書の書き方)】を参考にしてください。

 

(重要)ビザ申請日の予約

 

大使館にビザ申請をする日は事前予約制

予約していないと追い返されます。

 

予約に関しては

 

  • 入国予定日3か月前から可能
  • 出国予定日3週間前までの日程にしておく

 

ことを念頭にして決定しましょう(出国予定日の2週間前に申請しても、発給が予定日以降になってしまう可能性がある)。

 

そして、

 

必要書類を集める前に、余裕を持ったスケジュールで予約

 

することを強くおすすめします。

なぜなら、

 

必要書類を集めてから予約しようとしても、予約がいっぱいでぎりぎりになってしまう

 

ことがあるからです。

実際僕はそれでかなり予約がぎりぎりになり、超ハラハラしました。

 

2~3週間くらい後の日のビザ申請予約をして、その間に必要書類を集めるようにするのがよいと思います(あとから日付の変更は可能)。

 

ビザ申請の予約ビザセクションの公式ページ(英語・フランス語・スペイン語)

 

日本語での説明が必要な方はフランス大使館のビザ申請予約システムのページにビザセクションの登録マニュアルがPDFであるので、確認しながら予約していきましょう。

 

長期学生ビザ申請に必要書類を集める

 

長期学生ビザ申請に必要な書類は個々人France-visasで紹介されます。

僕の場合は以下のとおりでした。

 

  • 長期滞在ビザ申請書(France-visas登録後に発行される)
  • 証明写真(35mm×45mm)
  • 50ユーロ相当の
  • パスポート(原本・コピー[個人情報・署名のページ])
  • 月最低615ユーロ計算で留学期間をまかなえる金額が確認できる経済証明書(原本・コピー)
  • 高等・専門教育機関の仮登録・登録証明書(原本[登録期間がフランス滞在期間と同じもの])
  • レターパック(赤)指名・住所を明記

※書類は英語かフランス語に正式に翻訳されたもののみ

 

フランス大使館でビザ申請

予約した日時にぜったい遅れないように行きましょう。

※フランス大使館の住所:〒106-8514 東京都港区南麻布4-11-44

 

ビザ取得

France-visasで進捗情報を確認しながらフランス語を勉強したりして待ちましょう。

 

 

長期学生ビザ申請は正直めんどくさいです

 

ビザを取るために3つの機関に登録や申請をしなければならなくて、ビザの取得はとてもめんどくさいです。

面接もあれば、大学の卒業証明書を取りに行ったりと手間も大変。

 

それゆえに実際にビザが張られたパスポートを手にした時の感動はひとしお。

僕は2,3回開いたり閉じたりして確認しました(笑)

 

実はこのような骨の折れる行政事務手続きは、フランスに渡った後も健康保険やら住宅手当やら大学入学手続きやらビザ延長でも経験することになります。

 

渡仏まえの練習だと思ってがんばりましょう!

 

 

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