【英語初心者は英語のスペル(綴り)を覚えなくてもいいです】
英語の勉強を始めるならスペルは大切だからと、たくさんアルファベットを書いて単語のスペルを覚えたりしていませんか?
英会話ができるようになりたいのなら、やめましょう。
この記事を読むと、
- 単語のスペルを覚えても、発音と一致していないことがある
- スペルよりも音から英語を覚えたほうがよい理由
がわかるようになります。
目次
スペルを覚えても英語の発音はできないので気をつけましょう
英語のスペルと発音は一致していないときがあります。
そのため先にスペルから音を覚えてしまうと、実際に話すときに間違った発音をしてしまう危険性があります。
たしかにスペルを覚えることは大切ですが、まだ英語の発音がおぼつかない英語初心者には向いていません。
しかしどうしてスペルと発音が一致していないことがあるのでしょうか?
スペルと発音が一致していない理由
ひとことで言えば、
発音が生きている
からです。
つまり、
- 実際に話しているときは、その時の体調や気分によって音が変わる
- アルファベットで書かれたスペルは書かれているからその読み方が変わることはない
ということです。
例えばwater (水)。
真ん中のtはdに近い音で発音されていて、tとは発音されません。
しかし英語のネイティブは同じ音だと思っているからtをスペルとして使っています。
そしてスペルはプロソディについてはお手上げ状態。
スペルは音(調音)の目安としては機能しますが、メロソディやリズムに関するプロソディについては書き表しようがありません(調音やプロソディに関しては詳しくは【英語の発音を上手にできる:『調音』と『プロソディ』を知って発音力アップを目指しましょう】が参考になるかと思います)。
スペルではなく音から覚えましょう
たしかにスペルを覚えると英語をそれとなく『読める』ようになります。
しかし実際の発音とは違うものです。
英語のネイティブにとっては、スペルとは発音にスペルを合わせることです。
スペルは英語の読み書きに相当しますが、読み書きを学ぶのは英語が話せるようになってから。
つまり日本人が、英語も話せない(きちんとした発音(調音・プロソディ)も出来ない)うちにスペルを覚えてしまうと、スペルに発音を合わせることになります。
スペルを勉強する前にしたいこと
スペルに発音を合わせるのではなく、発音にスペルに合わせることがたいせつです。
ですから順番的には、
- 発音方法を覚える
- 文字を見なくても覚えられる日常会話フレーズ(決まり文句)などを音で覚える
- 決まり文句のなかの単語を音で覚える
- 文字で確認する
というのがおすすめです。
発音を方法を覚える手順は【(重要)英会話初心者・英語初心者は何から勉強し始めればいいのか?→たった1つで英文法や英単語の知識も要りません】、決まり文句に関しては【英会話を上達させたいのなら、文法より先に日常会話フレーズから勉強したほうがよいです】をよかったら参考にしてください。
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