【フランスのパリ祭はパリ以外でも楽しむことができます】
毎年7月14日はパリ祭。
しかし名前とは裏腹に、パリ以外でもイベントがあるのです!
今回はニースのパリ祭を紹介します!
パリ祭とは?
1789(非難爆発フランス革命)と歴史のテストのための語呂合わせ。
その発端となったバスティーユ監獄襲撃の7月14日が記念日となったものです。
- フランス語でLe 14(quatorze) juillet
- 英語でBastille Day
と呼ばれています。
悲劇的でドラマチックな人生を送ったマリーアントワネット。
自らの提案した形の刃でギロチンに処されたルイ16世。
そして虐待の限りをつくされ亡くなった幼子ルイ17世。
などということは横に置いて、今は
自由・平等・友愛
というフランスの標語を念頭に置かれたようなイベントになっています。
今年2018年の国賓は、
- シンガポールからリーシェンロン首相
- 日本から河野太郎外相(安倍首相は水害対策で急遽欠席)
パリでの軍事パレードでは、
- バイクが衝突
- 戦闘機でフランス国旗トリコロールを空に描こうとして失敗
などありましたが夜の花火大会を含め無事終了したようです。
ニース(2016-2017)
さかのぼること2016年、7月14日、ニース。
ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、
パリ祭で盛り上がっていたニースでトラックを使ったテロが起きました。
84人の方が命を落とし、200人を超える負傷者を出しました。
僕はその年の8月にニースへ行きました。
直接的な事件の面影はありませんでしたが、犠牲者にささげられた花、留学生の少ない語学学校などがあったことを覚えています。
1年後の7月14日。
ニースでのパリ祭は、マクロン新大統領を迎え犠牲者追悼をメインにしたものでした。
そして毎年行われていた夜の花火大会は中止に。

車を使ったテロ対策のために、約半年がかりで柵が設置されました。
ニース(2018)
今年もニースの花火大会はありませんでした。
イベントとしては、
午前中は被害者家族を招いた慰霊式典。
午後は軍事パレード。
兵隊さん。
エドワード・フィリップ首相がトリコロールデザインの建物下に。
かわいい☆
そして夕方からはフィルハーモニー交響団によるコンサートがありました。
コンサートの最後を締めくくる風船。
亡くなった犠牲者の魂を表しているのでしょう。
僕の隣には遺影を持った老夫婦がいました。
風船を見上げていた夫人の頬にはつたう涙が。
ニース(今後のパリ祭)
今年7月14日の新聞にはこうありました。
- 2019年からニースでのパリ祭で花火が復活
- ただし行われるのは7月15日(追記:実際には7月13日に行われました)
ハレの日に決行されたおぞましいテロ。
その傷跡は今しばらくニースに残っていきそうです。
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