【フランスでルームシェア生活メリットデメリット・赤裸々公開08(無理強いにはご注意を)】

本格的なルームシェアが始まり、新しいルームメイトと穏やかな日々が続いていたなかで起きたプレイボーイ騒動が終わり一同一安心かと思った矢先に引き起こされた新しいルームメイトによる問題とは…?

 

 

僕は国際人!

 

1週間のだけの彼女を連れ込み女子のルームメイトの不興を買ったスイス人のG君が去り、次に来たのはI君でした。

I君は歯科専門学校に通いつつ見習いとして働いています。

そんなI君は生まれがロシア、育ちがスペイン、1年でフランス語をネイティブレベルまで引き上げた語学の才を持った子です。

一番初めにどこ出身なのかと聞いたら、国際人と言ってのけたくらいです。

 

そんな彼は、英語が話せません。

 

 

仲介役になる

 

アルバニア出身のAさんは英語とアルバニア語のみ、イギリス人のTさんは英語とスペイン語のみ、そして僕は日本語と微妙レベルな英語とフランス語。

そしてI君はフランスにいるからフランス語でしか話す気がないとのことで、誰に対してもフランス語で話しかけました

個人的にはそれはよいことだと思います。

せっかくフランスにいるんですしね。

 

Aさんの彼氏はフランス人。

Tさんの通うMBAの学校は授業は英語ですが、別枠でフランス語のクラスもあります。

しかし二人のフランス語はいくつかのフランス語のお決まり文句を空で言えるくらいです(Ça va?Je t’aimeとかです)。

つまり、I君が話すことがさっぱりわかりません。

方やI君はAさんとTさんが話す英語がわかりません。

そうなると矢面に立つのが英語とフランス語が微妙に分かる僕なわけです。

I君とAさんTさんの間でディスコミュニケーションが起きたら、英仏・仏英間で通訳みたいな感じになるんですが、僕の語学レベルは微妙なので最終的に微妙に伝わっていくという惨事に

まあそれはそれで四人とも許容するわけですよ。

しかし問題はそこではなかったのです。

 

 

無理強いは嫌われる

 

そんなI君の趣味はNetFlixで映画や動画を見ること。

そしてある晩、料理中にI君がみんなで映画を観ないかと提案しました。

これにはAさんもTさんも合意。

よいコミュニケーションです。

しかし、I君がおススメして見ることになった映画は、フランス語の映画

しかもフランス語の勉強のためだよと2人にいいつつフランス語字幕で見出します

こういう場合、外国の人は「フランス語で映画を見れるほどのフランス語のレベルはない。映画を楽しむために英語字幕をつけて」ときちんと主張するのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。

AさんもTさんも、日本人にありがちな、せっかくの好意だから拒否はしないという態度でした。

外国語がほぼわからない状態で、その外国語音声、字幕で見る映画のつまらなさは言うまでもありません(というか学習の意味もほぼ皆無です)。

しかもアクションものならともかく、I君の選んだのはヒューマンドラマものでした。

その後、AさんとTさんは、I君が提案しても彼と映画を見ることがありませんでした。

I君も察したのか、その内提案しなくなりました。

そしてAさんとTさんは少しずつI君を避けるようになりました。

 

そんなI君は僕にも無理強いをしました。

上記の通りI君は歯科専門学校に通っています。

世間話でその日どんなことをしたのかと聞くと、たいていは義歯を作っていたと言います。

話を広げるためにどんなものを作っていたのと聞くと、パソコンを持ってきて、口腔内の解剖図(実写)を見せながらこの部分の義歯などと言ってくるわけです。

笑いながら。

僕はイラストなら大丈夫なのですが、写真の解剖図はかなり苦手です。

足首の健の写真なんぞ見せられたときには、自分のがぷちって切れてしまうような想像が止まらなく冷や汗ものです。

というのをI君に伝えたのですが、鬼畜I君はその後も笑いつつ同じような写真を時々見せてきました。

まあ拒否を繰り返していたらその内見せなくなりましたが。

 

以上、無理強いをするとルームメイトに嫌われるかもね、という話でした。

 

 

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