【日本人が英語が苦手な言語的な理由を知ると英語力あげられるコツがわかります】
英語と日本語がちがいすぎるから、日本人が英語ができないのはあたりまえなんだと諦めモードじゃありませんか?
僕もそうでした。
でも今は英語を話せるようになりました。
この記事を読むと、
- 日本語と英語のボキャブラリー・文法・発音のちがい
- ちがいを知ると英語力向上につながる理由
ことがわかるようになります。
目次
英語と日本語のボキャブラリーの違い
日本語は他の言語よりたくさんの日常用語があります。
理由は、
- 和語、漢語、外来語がある(ちち、乳(にゅう)、ミルク、牛乳…など)
- 擬音をよく使う(ごくごく、しんしん…など)
- 役割語がある(わたし、僕、あっし、儂…など)
からです。
英語では日常単語3000語で会話の9割ほどは理解可能です。
しかし日本語の場合は1万語は必要になります。
英語のほうが日常単語数少ないなら簡単なのではと思いたいところですが、実際に起きていることは違います。
なぜなら言葉が違えば意味が違うからです。
僕たち日本語のなかでは意味のちがいがあるから複数の単語があるのに、英語ではそのちがいがないから1つの単語で言い表されることができたり。
それでも、日常会話で使うような基本的な単語は現代社会では日本も他の国も大きく変わることはありません。
そのため日本人は英語を学ぶときは意味をまとめる必要がでてきます。
たとえば、日本語の複数ある単語から共通する基本的な意味を意識すれば、英語の1つの単語を使いやすくなります(ちち、乳(にゅう)、ミルク、牛乳=ちち=milkのような)。
英語と日本語の文法の違い
よく言われているのが、『英語は主語+動詞+目的語』で『日本語は主語+目的語+動詞』だから難しいとか、『日本語には冠詞がない』から難しいなどです。
しかしさらに難しいのは、日本語では
わかりきったことは言葉にしない
ということがあります。
たとえば
昨日なに食べた?
カレー。
のようなことです。
主語がなかったり、動詞がなかったり。
そんな感じで、他にも省略される言葉が多いです。
外国で英語を話している日本人を観察していると、聞かれていることはわかっているようなのに、返答が単語1つだったりする人をよく見かけます。
日本語的にはOKな場面なのですが、英語的には間違いです。
僕たち日本人は英語を話す時に普段言わないことを意識して言語化する必要があります。
英語と日本語の発音の違い
まず、日本語の調音(どうやって音を作るか)は英語に比べて単純です。
厳密には違うのですが、基本は子音+母音で音ができているし、子音や母音の数も英語に比べて少ないです。
ということは、逆に僕たちにとっては、
- 子音+母音だけじゃない音の組み合わせがある
- 子音だけの音もある
- 知らない子音や母音がたくさんある
というちがいが問題になります。
この3つを理解して勉強しておかないと、英語を聞いても音が認識できず、話しても音が認識されずということがおきます。
そしてプロソディ(韻律)の問題もあります。
プロソディは各言語の『らしさ』を作っているものです。
英語のプロソディを知らないと、日本語のプロソディで英語を話してしまうのでカタコト英語になってしまいます(カタコト英語からの脱却方法については、【カタコト英語を直したいならプロソディがとても重要です】にまとめたのでよかったら参考にしてくださいませ)。
英語を学ぶまえに日本語を知っておくと英語が上達します
外国語を学ぶときは、第一言語(いわゆる母語)の影響があります。
英語を勉強するとき、日本人は日本語の単語、文法、発音に影響されています。
そのため日本語と英語のちがいを知識として覚えておくと、英語を学ぶさいに対策を取ったり気をつけることができるようになります。
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