【フランスに留学する方法01:留学用のフランス語の試験を受けるならこの3つがおすすめ】
フランスの大学に留学したいけれど、フランス語の資格は何がいいの?
目次
フランス語の試験を受けるなら
フランス留学を目指すなら、受けるテストは
- TCF (Test de connaissance du français)
- TEF (Test d’évaluation du français)
- DELF (Diplôme d’études en langue française)/DALF(Diplôme approfondi de langue française)
のどれかです。
なぜこの3つなのか?
フランス語検定は日本しか通用しません。
フランスやフランス語圏で生活し、就職、大学留学のさいには語学力の証明が必要になります。
その際は
- TCF
- TEF
- DELF(DALF)
が求められます。
留学の際は必須。
就職に関しては、資格がなくても僕の友人のロシア人(DALF C2保持)がフランス語講師としてフランスの語学学校で雇われていました。
なので、実際の面接のときのフランス語運用能力によるかと思います。
それぞれ
- TEF(パリ・イル・ド・フランス商工会議所が考案:有効期限は2年、2か月に1回受験可能)
- TCF(国際教育研究センターが考案、フランス国民教育省が認可:有効期限は2年)
- DELF(DALF)(フランス国民教育省により発行される公式資格:一度取得すれば無期限有効)
という有効期限的、受験日程的な違いがあります。
4ヵ月以上のフランスへの長期留学希望者が必ず申請しなければならないキャンパスフランスによると、
- 学士課程に申請する際に必要なDAP(demande d’admission préalable = 仮入学証明書)の発行の際には最低DELF B2レベルが必要(コースによってはC1、C2を要求される)
とのことです。
つまり基準はDELF B2で、TCFとTEFはB2と同等のスコアがあればよいことになります。
ただし大学学士1年目の申し込みに関しては、TCFは、TCF-DAPという特別なものを受験する必要があります。
3つの中のどれを受ければよいのか?
余裕があるなら、個人的にはぜんぶ受けておくのがよいかと思います。
結果の違い
- TEFとTCFはスコア式:不合格はない
- DELF(DALF)は合否判定(受験するレベルを選択する必要あり):不合格あり
試験日程
- TEF : 年3回(東京)
- TCF : 1月を除いた毎月(ただし全国ではない)・TCF-DAPは2月のみ
- DELF(DALF) :年2回(主要都市)
ちなみにフランスだとほぼDELF(DALF)は毎月受験することが可能だったりします。
TEFとTCFも都市によりますが、回数は日本より多いです。
レベル
個人的な感想になります。
3つのタイプすべて受けたクラスメイト(中国人。DELF B2保持者)の感想だと、DELF(DALF)が1番難しく、残りの2つはDELF(DALF)よりは簡単だったとのことです。
具体的には
僕は留学する前期の春季と秋季のDELF B2を受験しました。
春季は不合格。
秋季で合格しました。
それからキャンパスフランスに申し込み、翌年の9月からフランスの大学の学士課程最終年へ入学しました。
ちなみに、すでに日本で日本文学の学士の称号を持っていて、日本語教師と働いていたので、言語学の修士1年目を希望しました。
当時の僕の勉強の仕方はこちらから。
ご参考になりそうなところがあればぜひどうぞ。
DELF受験だけでいいの?
本当にその通りです。
当時働いていたのもあり、日程的にTEF、TCFに申し込めませんでした。
ですから、かなり危ない橋を渡っていたことになります。
これからフランスの大学(学士1年目から)を受験したい人には、
- TEFを受けつつ
- 年一回だけどDELF(DALF)より簡単でスコア式なTCF-DAPを狙い
- 一応DELF B2やDALF C1かC2を申し込んでおく
と安全パイになるかと思います。
修士や博士の場合は普通のTCFになるそうです。
こうやって今調べてみると、当時の自分の無謀ぶりに冷や汗ものです(汗)
日本からフランス留学するなら3つ以外受ける必要なし
フランスの大学留学にフランス語検定は使えません。
受けるなら
の3つのみです(クリックするとそれぞれの日本の公式サイトに飛べます。DELF(DALF)とTCFは同じ)。
キャンパスフランスにも情報があります。
DELFに関しては、Institut Richelieu Lausanne(フランス語レベル無料テスト・オンライン)があったので、目安にしてみるのもよいかもしれません。
ちなみにフランスに語学留学するだけなら資格はいりません。
語学留学してからフランスの大学に進みたいという方は、フランス本土のほうが試験回数も日本より多いのでよいかと思います。
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