【フランスでルームシェア生活メリットデメリット・赤裸々公開22(友だちと一緒に住んだらこうなった)】

トイレの後は手を洗わない系女子との長きにわたる戦いが終わり、戦友は帰国した。

その次に待っていたのはクラスメイトとの共同生活だったが……?

 

 

ニース、夏場で家賃爆騰

 

ニースは夏が稼ぎ時。

ヨーロッパ随一の日照量をほこるニースは、バカンスシーズンになるたびに色々な旅行者が訪れます。

一番来るのが夏時。

街道もビーチも旅行客でごった返します。

バカンス時期は民泊も好調で、稼ぎたい大家さんは家賃を吊り上げます。

僕のところの大家さんは年を通じて家賃据え置きでした。

しかし僕の友人ロシア人のA君のところはそうではありませんでした。

彼のアパートの家賃は350ユーロから一気に1000ユーロへ値上げ。

 

もともとは契約更新を望んでいた彼も、急遽新居を探さなければならない状況に追い込まれました。

そこで6月一日からちょうど部屋が空いた僕のアパートに引っ越してきました。

 

 

楽しいっちゃあ楽しいが

 

僕はその年の5月半ばから1か月ほど用事でロンドンに滞在していました。

なので6月にニースに戻ってきたときにはすでにA君が新しく入ってきたもう一人のルームメイトと生活を始めていました。

 

ロシア人のA君とは修士1年のクラスが一緒で仲良くなりました。

ロシアの大学でフランス語専攻で修士まですでに修めていたA君のフランス語レベルは外国人としては最高レベルのC2(限りなくバイリンガル)

 

もう1人は中国系アメリカ人のマッスル系J君。

近所の日本人のいない語学学校actilangue

でフランス語を学ぶために来ました。

英語と中国語は話せるけれど、フランス語はまだまだ始めたばかり。

 

実は僕が戻った時、二人の関係はうーんという感じでした。

J君の方が少し遠慮がちというか、A君から親睦を深めるために一緒に夕食を食べようという提案をやんわりと断ったということだそうでした。

J君は学校の英語話者友達と連れ立ってほぼ毎日飲み歩きしていたので、おそらく忘れていただけかと思いますが。

 

というわけで僕がA君とご飯を食べているときにJ君が顔をだしたら、なるべくA君を話題に巻き込むようなことをあえてやっていました。

片方に肩を持ち過ぎない微妙な線を狙うのが難しいところです。

 

 

うーんこの問題は……

 

A君は育ちがよいのかただの習慣なのか、トイレで大きい方をしたあと、おしりを洗わないと我慢できない人でした。

といっても、アパートのトイレにはおしりを洗うようなシャワーはついていません。

で、いつもトイレの後にシャワー室に駆け込むのを不思議だなと思っていたのですが、ある日それを尋ねたらそれがおしりを洗うためだと言われました。

 

 

話は変わりますが、僕がニースへ戻った初日から、トイレへ行くと便器にある種の残り物がついていたのですが、それが翌日以降も続きました。

てか、犯人は2人の内のどちらかなのですが、まずA君に聞いたところ、A君が嘘をついていない限り犯人がJ君である可能性が高くなってきました。

 

そんなある日、大家さんがアパートの修繕のために業者さんと一緒に来ました。

そしてトイレの様子を見て一言。

 

これはきれいにしておかなければありません。

 

いや、僕じゃないっすよ。

J君ですよと説明しました。

たしかに男3人だけなら知らん顔もできるのですが、修繕の人のように外野の人が入ってきたときは大家さんの名誉にも傷が付くってもんです。

しかしあいにくその時J君は出払っており、大家さんが、

 

 

じゃあ、J君にきれいにするように伝えておいてください。

 

 

またか!

まか僕なのか!

なんだか人生でこういう汚れ仕事(2つの意味で)ばかり引き受けているように感じるぅ!

とはいえ、そのときはA君も出払っていたので大家さん的には僕に言うしかありませんでした。

 

なのでその晩、J君へ伝えました。

 

 

もしかして最近お腹壊してない?

うん。

大家さんがトイレはきれいに保たなければならないって言ってた。

っ!まじごめん!

 

 

てな具合で意外と軽く問題解決できました。

その後のトイレも変なお残しが無い状態。

Jさんのときとは大違い。

 

 

以上、汚い話はなんだかんだで話さなければならない、でした。

 

 

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