【英語は文法から始めないほうがいい理由】
英語を勉強しようとして本屋や図書館へ行き、つい手にしてしまう本が『英文法』の本ではないでしょうか?
しかし初心者が英語を勉強するなら、英文法は後回しにしたほうが英語力が伸びます。
この記事を読むと、
- 初心者が英語を学ぶなら、文法から始めないほうがよい理由
- 英文法から勉強をし始めると起こる問題
がわかるようになります。
目次
語学を基礎から学ぶなら文法は後回しにしましょう
たとえ手にした文法書に、
- 初心者向け
- 超簡単
- 英語が話せるようになる
といったフレーズが並んでいても関係ありません。
もし英語のことがよくわからない初心者状態なら、その文法の参考書は本棚に戻しましょう。
理由を説明します。
文法を後回しにしたほうがよい理由
英語を学ぶときに文法から勉強しないほうがいい最大の理由は
発音
にあります。
なぜなら、
- 文法書の例文は単語を含む
- 単語は意味と音を含む(appleは『りんご』の意味とカタカナで書いてしまえば『アップル』の音を持っている)
- 適切な発音を知らないまま文法を学ぶと、間違った発音で例文や単語が脳に定着してしまう
からです。
実際文法から勉強して英会話が話せなくなった経験を持っている人を知っています。
僕です。
英文法から勉強してしまうと起きる問題
僕は長年英語が話せなかったことがコンプレックスでした。
文法や英単語を覚えて、英語の読み書きはできるようになったのに一向に話せなかったからです。
留学しても上手に話せるようにはなれませんでした。
たしかに英語で意思疎通は測れるのですが、いざ自分の英語を客観的に聞いてみると典型的な日本人のカタコト英語。
thの音やfの音の作り方(調音方法)は知識として知っているのに、カタコト英語。
そうやってずっと悩んでいたのですが、あるときそれは英語のプロソディを知らないからではと思いました。
プロソディとは各言語固有のメロディやリズムといったもののことで、発音の一種です(調音方法とプロソディが混ざったものが発音です)。
英語には英語のプロソディがあるのに、僕がそれを知らないせいで日本語のプロソディで英語を話していたのです。
thやrの発音が単体でできても、日本語のプロソディで話していれば聞いているほうからすれば英語には聞こえません。
そこで今まで学んだ英単語や例文などを、英語のプロソディと調音方法で学びなおすことにしました。
それが、とてつもなく大変でした。
当時の僕の英語レベルはTOEICなら860点。
英検1級と準1級の間くらいのレベル。
つまり、英検1級~5級までの英単語(10000語以上)や文法の例文の発音をすべて学びなおす必要がでてきたのです。
毎日3~4時間がんばって、終わるのに5か月くらいかかりました。
そうしてようやくカタコト英語から脱出でき、相手に問題なく通じる英会話ができるようになりました。
しかしもし文法からでなく、発音からしっかり勉強しておけばあの莫大な時間を必要とはしなかったはずなのです。
英語を勉強するなら英文法からは勉強しないように気をつけましょう
英語の勉強を始めるなら文法から始めるのはおすすめしません。
あとからとんでもない時間を発音の復習に費やすことになるからです。
英語の勉強を始めるなら発音からがおすすめです。
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