【話し相手の目を見ていないから英会話が続かないのかもしれません】
人の目を見て英語を話していますか?
この記事を読むと、
相手の目を見ながら英語を話すほうが、英語が通じるようになる
ことについてわかるようになります。
目次
あいての目を見つつ英会話しないと誤解されることがあります
英語の記事ですが、アメリカ人のビジネスマンが日本の会社に来て疑問に思うことの1つに、
なぜ日本人は会議中に寝るのか
というのがあるそうです。
また同じ記事によれば、
日本人は目を閉じることにより視界情報をシャットダウンし、音情報に集中できると信じている
とあります。
文化によってアイコンタクトの基準が違います
Ulrich Luenemann教授の研究によると、目と目を使ったいわゆるアイコンタクトには3つのバリエーションがあるそうです。
- ダイレクト系:がっつり見る(自分の意見を伝えたいという意思表示):ラテン系、フランス系、中東系
- マイルド系:がっつりは見ないがそれでも見る(あまり攻撃的に見えないようにしたい意思表示):アングロサクソン系、北ヨーロッパ系
- 非ダイレクト系:なるべく見ない(尊敬を表したいという意思表示):アジア系、ネイティブアメリカン系
日本文化は非ダイレクト系に振り分けられています。
そして英語圏はマイルド系でがっつりではないが、それでもアイコンタクトをすることが大切だとされる文化圏となっています。
別の研究結果によれば、
- ヨーロッパ系は目と口から相手の気持ち判断する
- アジア系は目から相手の気持ちを判断する
というのもあります。
ヨーロッパ系は目と口に注意が行くが、アジア系は目に注意が傾くということですね。
また、この論文によれば
- オランダ人(マイルドアイコンタクト圏)は相手の表情で相手の気持ちなどを判断する
- しかし日本人は表情よりも声情報で判断する
という結果もあります。
つまりなにが言えるかというと、
- アジア系は相手の目をあまり見ない
- 相手の目を見るときは目だけに注意が行きそこから相手の感情を探る
- 日本人は相手の感情をさぐるときに表情よりも声に重きをおいている
ということです。
日本人は声情報に重きを置きすぎて英語でコミュニケーションが取れていない
上記の論文によれば、オランダ人は相手の表情から感情を判断しがちです。
つまり、相手の表情を見て会話の流れなどを決めるわけです。
なぜなら、相手がつまらなさそうな顔をしていたり、目を合わせてくれなかったらこう思ってしまうからです。
自分のしている話に相手は興味がない・つまらない→話を切り上げよう
もちろんオランダ人だけでなく、北ヨーロッパと同じアイコンタクト系に入るアメリカやイギリスも同じような反応が返ってくることが予想されます。
もし英語ネイティブの人と話していて会話が続かないなということを経験したことがあるのなら、アイコンタクトの欠如というのも考えておいた方がよいかもですね。
欧米人並のアイコンタクトを取れるようになるにはどうしたらいいの?
これは正直慣れによります。
よく相手の目ではなく鼻のあたりを見ればよいというアドバイスもあります。
でもぶっちゃけ鼻のあたり見ると相手の目も見えちゃうんですよ!
そこで僕がとっている戦略は、
無になる
です。イメージとしては釈迦です。大仏でもいいです。
相手の目基に視線を固定しつつ心は無にする。
そして聞き取りに集中です。
心を無にするから相手の視線の意味とかも考えません。
ただ、この戦略には弱点があります。
聞いている間、自分から表情が消える
というものです。
そこでしたいのが、
相手が話し終わり自分のターンになったら、ちょっと大げさに考えを巡らせるように目を動かす
というものです。
そうしつつ言いたいことをまとめたり、無になっていた心を開放したりするわけです。
そんなことをしていると、そのうち相手の目を見ることが苦にならなくなっていきます。
もちろん今でもたまに苦になることがありますが、そういうときは無になるだけです。
目さえ見とけば無表情でもすくなくとも相手には相手の話の内容に興味がある
ということは伝わります(特に欧米系やラテン系や中東系)。
それで会話が終了してしまうチャンスを逃さないのはいいと思いませんか?
相手の目を見て話すのが苦手だけど英会話がうまくなりたいのなら、ぜひ一度試してください。
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