【日本語を翻訳するより、思考を整理するほうが英語を話しやくなります】
日本語を翻訳しつつ英語を話していて、どう英語にしたらよいのかわからなくなったことがありませんか?
そういうときは思考のほうを整理しましょう。
この記事を読むと、
- 日本語を翻訳するより、思考を整理した方が英文が作りやすくなる理由
- 思考を整理する実際例
がわかるようになります。
目次
伝えたいことを整理して抽象化すると英語で話しやすくなります
結論から書くと、タイトルのとおりです。
日本語をいちいち翻訳しつつ英語を話すより、話したいことを整理し、抽象化したほうが英文を作りやすくなります。
思考を整理して抽象化すると英語が話しやすくなる理由
なぜ思考を整理することと英語の話やすさが関係してくるかというと、
日本語も英語も伝えたい根本は同じなので根本をクリアにすれば話しやすくなるから
です。
どういうことかというと、たいていの思考は抽象化すると
- 誰(何)が何した
- 誰(何)がなんだ
- その可能性
- 欲求なのか義務なのか
といったものを基にできています。
そして日本語ではそれらの要素をシチュエーションによって順番が前後したり省力されます。
しかし英語では明確な順番が決まっていたり省力が不可能だったりします。
そのため英語を話すときに、誰が何したなどと抽象化しておけば、英語の順番に当てはめるだけですみます。
さらにこれは抽象化とは少し違うのですが、日本語は語彙が多いことが知られています。
たとえばミルクや牛乳や乳や赤ちゃんの飲むおっぱいやレ(いちごオレとかのレ)とかも英語だと一つの言葉ですみます。
このようにどんどんシンプル(抽象化)にしてしまうことで、英語で話すときの頭の混雑は減らせます。
実際に日本語を整理してみましょう
では実際に簡単な例として
あの人に来てほしいでしょう
という文を整理してみましょう。
この文の、『誰が何する』は何でしょうか?
『あの人が来る』ではありません。
それはこの文を実際に使うときのことを考えるとわかります。
この文では話し手が聞き手に対して、聞き手の要求を予測しています。
それは『でしょう』という部分でわかります。
なので、
わたしは思う(考える)
が文で一番おおきい『誰が何する』です。
『でしょう』から『確実性』もわかります。
『確実性』が低ければ『じゃないの』となります。
『でしょう』も『じゃないの』も根本の意味は同じです。
違いは『確実性の度合い』です。
さて他にも『誰が何する』があります。
あなた欲する
あの人が来る
です。
改めて書くと、
- わたし思う(いちばん大きな『誰がなにする』)
- あなた欲する(ちいさい『誰がなにする 』)
- あの人が来る(もっとちいさい『誰がなにする』)
というのが『あの人に来てほしいでしょう』という文を抽象化したものです。
英語だと、
I think that you want him to come.
になるかと思います。
抽象化したほうが、『あいつに来てほしいでしょ』から訳すより簡単ではないですか?
文は表現、思考は伝えたいこと。思考を抽象化したほうが英語にしやすいです
やばっ、これを英語でなんて言ったらいいんだと思ったら思考を整理しましょう。
文は思考を言語で表現したものです。
それなので、その表現を抽象化して整理したほうが英語として再度表現しやすくなります。
英語がでてこなくなったら落ち着いて思考を整理して話し続けましょう。
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