【フランスでルームシェア生活メリットデメリット・赤裸々公開10(陽気なアメリカ人がやってきた)】
本格的なルームシェアが始まり、遅れてきた請求書にお怒り国際人I君のバックれ退去。その後。
別れと再会と1人満喫
I君がバックれ退去し、アパートには僕とアルバニア人のAさんとイギリス人のTさんが残りまた平穏な日々が戻ってきました。
しかし、彼女たちの退去期限も迫ってきます。
インターンシップが終わりアルバニアへ帰るAさん。ビジネス学校エデックの留学が終わりイギリスへ戻るTさん。
名残惜しいながらも、彼女たちは夏のニースを去っていきました。
がらんとしたアパートは寂しいものがありますが、そこは会者定離。
ちなみにこのアルバニア人のAさんとは翌年バルカン半島を旅した時に首都ティラナで再会して町を案内してもらいました。
アメリカ人がやってきた
4人部屋のアパートを1人で使うという贅沢をしていた僕ですが、2週間後に大家さんからメールが来ました。
新しい人が来ますよ。アメリカ人です。
そして到着したのがアメリカ人のAさん。
アメリカ文学史の博士号を学んでいる途中の才女です。
フランス語に昔から興味があるということで、語学学校actilangueでフランス語を学ぶために来ました。
海が近いから選んだそうです(School With
Aさんのフランス語は挨拶と簡単な話はできるけれど、込み入ったものはできないレベルでした。
Aさんは着いた初日にピザを食べに行く感じの方です。
がたいがよく、アパートの狭いトイレでは体を回転できませんでした。
2階にあるアパートにいたる階段の上り下りも大変です。
性格はとてもフランク。
軽快に豪快に笑います。
プライベート開放はプライベート侵入?
Aさんはそんな感じで開けた感じです。
しかし、他のところも開けすぎでした。
- まず、部屋のドアが開けっぱなし。
- 暑いせいか、シャワー浴びてでてくるとタオル1枚でうろつきます。
- 部屋着は下着です(ぎりぎり上はTシャツ)。
- そしてビーチへ行った砂だらけの足でアパート内を歩きます。
なるほどさすがアメリカ人、オープンだぜ(勝手な決めつけ)。
僕が若い男の子だったら大変かもしれません。
実際僕の友人のフランス人が遊びに来たとき、Aさんの太ももの付け根近くにタトゥーを見つけ、嬲るように見ていましたし。
しかし僕はもう中年です。
興味がありません。
むしろ嫌な感じがしました。
確かに自分の部屋のドアを開けておくことは、オープンな心の表現かもしれません。
しかしそれは同時に、視界の邪魔ということもあるのではないでしょうか?
共同スペースであるキッチンやトイレ、シャワーは誰がいてと違和感がありません。
そこへ個人空間である部屋のドアが開いており、かつ住人の生活が丸見えというのは、共同スペースとプライベート空間が混在していて気持ちが悪いものです。
じゃあ見なければよいじゃん。
と思うかもしれませんが、建物の構造的に敢えて逆方向を見なければトイレにも入れない感じです。
おそらく、ドアの開けっ放し自体は問題はないのだと思います。
その中で生活しているのが見えてしまうのは他のルームメイトの共同空間を侵しているように思います(特にAさんの場合はドアからベッドに横たわっている姿が丸見えでしたし)。
これはその後入居してきた別のルームメイトも似たような意見でした。
そしてAさん以降同じ部屋に入居したルームメイトはベッドの位置をずらして外からは見えないようにしていました。
以上、プライベート空間と共同空間の区別で混乱した話でした。
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