【フランス語の学び方・初心者向け4・スペルについて】
フランスの大学へ入学するためには、フランス政府公認フランス語試験DELF・B2から上のレベル合格が必須。
でもフランス語初心者です。
どうやって勉強したらよいの?
前回までは、主にフランス語の音に慣れることについて書きました。
数か月の音声訓練を通し、フランス語を発生するための顔の筋肉、それに連動したフランス語の音も脳に定着されつつあるのではないでしょうか。
フランス語を書く
音に慣れた段階でいよいよ鉛筆を持ちましょう。
まずは小難しいスペルのルールは無視し、これまで音声特訓に使ってきた教材で習ったフレーズを書けるようにします。
例えば前回の記事ですすめた、コミュニケーションのためのフランス語発音法
- 聞き
- 発音し
- 本を見ながら書いてみる
それだけで大丈夫です。
スペルのルールは?
フランス語にも日本語と同じように書く時のルールがあります。
しかし本当の初期の初期はルールは気にしなくてよいです。
なぜなら、綴り方のルールに気をとられ、音声をおろそかにしてしまうからです。
一番怖いのは、綴り方でこう書いてあるのだからこう発音するはず、という思い込みができてしまうことです。
たとえばR。
Rez-de-chaussée(1階)のRと、Cru(なまの)のRは実は音素的に同じですが、単音的には全く違います。
音素と単音の違いはこちら。
つまりフランス人的には同じ音として聞こえているが、日本人には違って聞こえる。
フランス人には同じ音として聞こえるからRがあてがわれています。そしてフランス人はそれを疑問に思いません。
しかし日本人からするとCruのRはただのかすれた音に聞こえてしまいがちです。
ここで音声と綴りとの間で齟齬がでてしまいます。
つまり綴りのルールを覚え、綴りから音声を起こそうとすると間違った音声を綴りに結びつけてしまう可能性があるのです。
なので初めは知っている音に綴りをあてることから始めましょう。
練習するならペンを持て
綴りの練習をするときは、鉛筆でもボールペンでもよいので、とにかく書く道具を使うのがよいです。
最近はスマホのアプリ等で、画面上を指でなぞって練習するものがあります。
しかし、実際の生活の中では圧倒的にペンを使うことが多いです。
普段ペンを使って書く練習をしていないと、実際の場面でいざ書こうとすると書けません。
指先で書く、ペンを使って書く、キーボードで入力する。
この3つは全く違うので注意が必要です。
スマホでも、タッチペンを使っての練習なら効果があります。
先端が細く、いわゆる普通のペンや鉛筆に近い使い方ができるものがよいです。
それから
音声特訓によってすでに頭と口に身についていたフランス語を書けるようになったら、いよいよフランス語の書き方のルールを覚えていきましょう!
書いて書いて書きまくりましょう!
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